この記事では、【軍神と偽りの花嫁】漫画1~10話を読んだあらすじ感想をまとめました。※ネタバレ注意
【軍神と偽りの花嫁】1~10話あらすじ感想※ネタバレ注意
【軍神と偽りの花嫁】漫画を、実際に読んだ感想を中心にストーリーの魅力をまとめていきます。
印象的な展開や見どころを語っていきますが、物語の内容についても触れますので「絶対にネタバレを知りたくない!」という方はご注意くださいね。
物語の流れやキャラクターの心情もできるだけわかりやすくまとめていきます。
【軍神と偽りの花嫁】1話あらすじ感想※ネタバレ注意
汪家は戦で多くの命を奪い、その呪いにより一族は30歳までに死ぬと恐れられていました。
そんな中、汪煌明は皇帝から仙女の嫁取りを命じられます。
花嫁として現れたのは、仙女とされる姉を持つ明凜でした。
結婚式の日、煌明は虎の死骸を抱え、血まみれの姿で明凜を迎えに来ました。
明凜は仙女ではなく、ただ医術を学んできただけの普通の娘です。
自分が本物の仙女ではないことが知られたらどうしようと、心に不安を抱えていました。
明凜の家系はかつて仙女と呼ばれていました。
実際は医術や知識が優れていただけで、神仙術を持つわけではありません。
祖先の栄光が残るだけで、今は一族の地位も下がっています。
明凜は家に伝わる書物を読んで過ごしていました。
一族は今や昔の功績だけで生きている状態です。
煌明と偽りの結婚をした明凜の、これからの運命が気になる1話です。
【軍神と偽りの花嫁】2話あらすじ感想※ネタバレ注意
明凜は医術に興味があり、豪の姪の病気を治そうと煎じ薬を渡します。
しかし薬は対症療法でしかなく、本当は別の薬草が必要だと分かっていました。
母親から「仙女の一族が医者の真似事なんて」と叱られますが、明凜はあきらめませんでした。
そんな中、明凜は豪が姉の仙琳と親しくしている場面を目撃します。
豪は明凜の薬が効果がないと知り、彼女が医術を学ぶ理由も誤解しました。
煎じ薬の器を踏み壊され、やがて豪の姪も亡くなってしまいます。
そのことで豪は明凜に寄り付かなくなりました。
姉の仙琳は「彼を失った上に呪われた将軍に嫁ぐなんて」と嘆きます。
母親は、すべての責任を明凜に背負わせました。
こうして明凜が仙女の代わりとして汪煌明に嫁ぐことが決まります。
明凜は家族のために身を捧げる覚悟を決めました。
煌明との初夜、明凜は契りを交わすことをためらいます。
もしも自分が本物の仙女でなく、煌明に加護が与えられなかったら、また家族に不幸が訪れるかもしれないと悩みました。
震える明凜の様子に、煌明は気づきます。
ふたりの距離はまだ遠いまま、運命の夜が始まります。
【軍神と偽りの花嫁】3話あらすじ感想※ネタバレ注意
明凜は煌明の体にたくさんの傷があることに気づき、手当てを始めます。
結婚式中も傷を我慢していたと知り、驚きました。
この傷は、虎が子どもを襲おうとしたのを助けたときにできたものだそうです。
明凜は紫草があればよいとつぶやきます。
医術の知識を使う明凜に、煌明は「仙女でも本を読むのか」と驚きます。
明凜は「家名に恥じる」と謝りますが、煌明は「勉学は誇るべきだ」とほめてくれます。
褒められて驚いた明凜は、少し照れながら治療を続けました。
煌明の優しさに、明凜の心も少し和らぎます。
呪われた将軍は、ひと月後の戦で命を落とすと言われていました。
明凜は神仙術が使えない自分に何ができるのか悩みます。
そんな時、女官の黄が部屋を覗いているのに気づきます。
叱られる黄を明凜はかばいました。
煌明から新しい服を贈られた明凜は、とても嬉しくなります。
美しい服を着てほめられ、少し自信もわいてきました。
煌明の優しさに触れ、恐れていた気持ちがやわらいだ瞬間でした。
2人の距離が少し縮まったと感じる3話となっています。
【軍神と偽りの花嫁】4話あらすじ感想※ネタバレ注意
黄は部屋を覗いた罰として、食事抜きのはずでしたが、明凜が庇って屋敷を案内することになりました。
案内の途中で、屋敷の門を出るには旦那様の許可が必要だと知ります。
黄は「どうかこの屋敷に残ってほしい」と懇願します。
悪い噂がある中で、明凜の存在が心の支えになっていました。
汪家の一族は、三十歳までに亡くなるという噂が広まっていました。
その悪評は、煌明の力を利用しようとする文官たちが広めたものでした。
黄は主人の身を本当に案じていて、明凜の到来を心から喜んでいます。
明凜も「仙女ではないが、自分にできることはあるはず」と考え続けていました。
ある日、煌明に誘われて明凜は馬で散歩に出かけます。
到着した場所には、紫草が一面に咲いていました。
「私が怖くないのか」と問う煌明に、明凜は最初は怖かったと正直に答えます。
煌明は自分の噂が本当だと言いながらも、明凜の優しさに報いると約束しました。
「私の嫁になってくれ」と真剣に求婚する煌明。
明凜も「あなたを護ると誓います」と自分なりの答えを返しました。
「今夜、部屋に行ってもいいか」と尋ねられ、明凜の心は大きく揺れます。
2人の距離がまた少し縮まる、温かい気持ちになる4話です。
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【軍神と偽りの花嫁】5話あらすじ感想※ネタバレ注意
その夜、明凜の部屋を煌明が訪れます。
明凜は緊張しますが、煌明は「明凜が許すまで何もしない」と優しく伝えます。
「嫁のことをきちんと知っておきたい」とも言いました。
強引に迫らない煌明に、明凜の心も少しずつ落ち着きます。
しかし明凜は、自分が仙女でないことを隠しているのがつらく感じます。
身代わりとして嫁いだことも打ち明けられません。
暮らしに不自由はないかと聞かれ、明凜は少し戸惑いながらも答えました。
この屋敷での生活にまだ慣れない自分を見守る煌明の優しさが伝わります。
煌明はさらに「何か欲しいものはあるか」と尋ねてくれます。
明凜は迷った末に「医術書が欲しい」とお願いしました。
仙女の力がない自分にとって、医術で煌明を助けたい気持ちが強くなったからです。
その願いを聞いた煌明は、すぐに医術書を用意してくれることを約束します。
優しく接してくれる煌明に、明凜は心から感謝します。
このとき初めて自分から煌明に抱きついてしまいます。
ふたりの距離が一気に縮まる場面でした。
明凜の新しい覚悟が芽生えた、温かい5話です。
【軍神と偽りの花嫁】6話あらすじ感想※ネタバレ注意
翌朝、黄が明凜の部屋にたくさんの美しい衣服や簪を持ってきました。
色とりどりの装飾や贅沢なお茶菓子も用意されていて、まるで姫のような気分です。
けれども明凜は「これらは本来、仙女である姉のものだ」と複雑な思いになります。
身代わりの自分が受け取っていいのか、心の中で葛藤が生まれます。
黄のすすめで明凜は、紫草に似た美しい簪を選びました。
そのとき、姉の仙琳が突然部屋を訪れます。
仙琳は「その服は?」と問い、黄が「旦那様が奥様のために用意したものを私が選びました」と説明します。
仙琳は明凜から白い花の簪を奪い、自分の髪にさしてしまいました。
仙琳は「これは私にも似合う」と言い、まるで自分のものかのようにふるまいます。
明凜は何も言えず、ただ見守るしかありません。
そこへ煌明がやってきて、仙琳がつけている簪に気づきます。
「これは明凜のために用意したものだ」ときっぱり伝える煌明。
仙琳は「借りていただけ」と弁解して部屋を飛び出してしまいました。
明凜が後を追うと、仙琳は「明凜のせいで、あの方は死んでしまう」と責める言葉を投げかけます。
姉妹の間に深い溝ができてしまった瞬間でした。
明凜は自分の存在意義に揺れながら、複雑な気持ちで立ち尽くします。
【軍神と偽りの花嫁】7話あらすじ感想※ネタバレ注意
仙琳は、着飾った明凜の姿を見て、心がざわついていました。
下町で上等な服を勧められても「こんな安物いらない」と突き放します。
煌明の印象も、婚礼の席の無礼な男とはまるで違い、白虎のような体と澄んだ瞳を持つ人物だと感じていました。
他の男とは明らかに違う存在に、仙琳は心を奪われそうになります。
その時、仙琳はかつての知人である豪に出会います。
豪は姪を病で失い、今は妹も同じ病で伏せっており、妓楼で働きながら生計を立てていました。
仙女である仙琳が下町にいる理由を豪が尋ねますが、「明凜が…」と言いかけて言葉を濁します。
豪は、以前明凜からもらった薬を軽んじてしまったことを詫びたいと強く願っていました。
仙琳はなぜか「案内するわ」と言い、豪と明凜が会えるように手助けすることにします。
明凜と豪の再会が近づき、仙琳の中には複雑な感情が生まれます。
煌明への特別な想いと、明凜への嫉妬や戸惑いが混ざり合い、仙琳の心は揺れていました。
姉妹の間に、微妙な距離ができていきます。
一方その頃、宮中では「ひと月後に死ぬ鬼将軍か…」と文官たちが噂をしていました。
献身的に勤めてきた煌明を、陛下が捨て駒にしようとしていることを恐れる声もあります。
仙女を嫁に与えたのも冥土の土産だろうと語られ、噂は煌明の耳にも入っていました。
それでも煌明は「明凜が冥土の土産なら、身に余るほど素晴らしい」と静かに思うのでした。
【軍神と偽りの花嫁】8話あらすじ感想※ネタバレ注意
明凜は煌明に取り寄せてもらった医術書を熱心に読みます。
しかし知らない知識が多く、焦りを感じていました。
あとひと月もない中、自分の力で本当に煌明を助けられるのか不安になります。
過去に豪の姪を救えなかったことも思い出し、もう二度と後悔したくないと涙をこぼします。
そのとき、煌明が紫草の花模様の服を持って明凜を訪ねました。
「着てくれるか?」と尋ねる煌明に、明凜は「白い花は仙琳の方が似合う」と遠慮します。
それを聞いた煌明はむっとして「明凜のほうが似合う」と言い張りました。
気まずい空気の中、「素敵な服ね?」と仙琳が現れ、明凜は気を遣います。
仙琳は「会わせたい人がいるの」と言って、豪を明凜に引き合わせました。
豪は以前明凜を傷つけてしまったことを素直に謝りたかったのです。
仙琳は「あなたは本当は豪のことが好きだったのに、ごめんなさい」と嫌味っぽく明凜に謝ります。
明凜は複雑な気持ちを抱えながらも、豪と向き合う覚悟を決めます。
夜になり、煌明は明凜がどんな女性なのかもっと知りたくて部屋を訪ねました。
しかしそこにいたのは明凜ではなく、仙琳でした。
仙琳は笑顔を見せ「明凜は今、勉強中です」と伝えます。
それぞれの想いが交錯し、物語は新たな展開を迎えます。
【軍神と偽りの花嫁】9話あらすじ感想※ネタバレ注意
煌明は仙琳の着ている服を見て「これは明凜のものだ」と言い、強く腕をつかみました。
その瞬間、仙琳の脳裏に幼い頃の記憶がよみがえります。
明凜は昔から本を読むのが好きで、仙琳も父から薬作りについて学んでいました。
けれど母親は「あなたはお父様や明凜のようにはならないで」といつも仙琳に言っていたのです。
仙琳は、明凜が陰気な姿で本ばかり読んでいるのを見下していました。
不老長寿の力を授けるには、相手から愛されることが必要だと母から教えられてきたからです。
明凜は無力を恥じることなく、医術を一途に追い続けていました。
その姿を見て、仙琳の心には嫉妬が生まれていきます。
やがて仙琳は、豪が明凜に想いを寄せていることに気づきます。
その嫉妬心から、仙琳は豪を奪うことにしたのでした。
明凜の存在が自分を不安にさせ、心の中で複雑な感情が渦巻いています。
姉妹のすれ違いが深まっていきます。
「明凜はどこだ?」と煌明が仙琳に問い詰めますが、仙琳ははぐらかします。
そのとき、女官の黄が現れ、明凜の目撃情報を伝えました。
煌明は焦りを感じつつ、明凜を探そうとすぐに動き出します。
姉妹の対立と、煌明の想いが交差する、緊迫の9話です。
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【軍神と偽りの花嫁】10話あらすじ感想※ネタバレ注意
豪は明凜を自分が働く妓楼に連れてきました。
実は彼は、姪が亡くなったのは仙女の一族のせいだと強く恨んでいました。
「お前らが贅沢に暮らす間、俺はここで日銭を稼いでいる。妹も病気なんだ」と怒りをぶつけます。
仙琳は逃げ出すだろうが、明凜なら助けてくれるはずだと期待を込めていました。
明凜は「妹さんを診させてください」と必死に頼みますが、豪は「お前らに人を救う力なんてない」と聞く耳を持ちません。
正気を失った豪は、明凜の服を脱がせようとします。
「煌明様…」と明凜が助けを呼ぶと、煌明が駆けつけてくれました。
「私の嫁に何をしている」と激怒し、刀を抜く煌明に豪も慌てます。
明凜は「少しだけ彼と話をさせてください」と煌明をなだめ、彼の意志を伝えました。
煌明も明凜の願いを尊重し、冷静になります。
その間に、仙琳は明凜に不貞の疑いをかけようとしますが、煌明は「お前は明凜を勘違いしている」ときっぱり諭します。
「明凜はいつも人のことを思いやる、本物の仙女だ」と堂々と言いました。
明凜は再度「妹さんを診せてください」と豪にお願いします。
その誠実な言葉に、場の空気も変わりました。
明凜の強い想いと、煌明の信頼が光る10話です。
次回、豪がどう答えるのか、物語は新たな展開へ進みます。
▼次回はこちら
>>【軍神と偽りの花嫁】漫画11~20話あらすじ感想※ネタバレ注意
【軍神と偽りの花嫁】漫画情報
めちゃコミックにて、39〜40話が配信開始❣️https://t.co/bpnbRmAivH#comicfizzy pic.twitter.com/LEJRZkPZtc
— めちゃコミックオリジナル【公式】@漫画家募集中 (@mechacomic_orig) June 26, 2025
作品名 | 軍神と偽りの花嫁 |
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作家 | 涼子 |
出版社 | めちゃコミックオリジナル |
「私の嫁を迎えに来た」 ――結婚式当日、血濡れた姿でやってきた花婿・汪 煌明(オウ コウメイ)。花嫁である明凛(メイリン)はその姿に怯えを隠せずにいた。軍人の家系である汪家は、戦での暴虐ぶりから呪われ、代々30までに命を落とすとされている。医者の地位が落ち、今や医療ではなく仙女による力で人々を救う時代。『仙女と契りを交わし、子孫を残す者は未来永劫滅びない』という噂を聞きつけた皇帝は、煌明に仙女の明凛と結婚するよう仕向ける。しかし実は明凛には仙女の力はなく、姉・仙琳(シェンリン)の身代わりとして嫁いできたのだった。この嘘がバレたら殺されるかもしれない…。そう怯える明凛だったが、彼の噂と違う人柄に、いつしか心惹かれ始め――…。
引用元:めちゃコミック