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【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】漫画1~10話あらすじ感想※ネタバレ注意|最終回の結末まで徹底解説!

この記事では、【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】漫画1~10話を読んだあらすじ感想をまとめました。※ネタバレ注意

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】1~10話あらすじ感想※ネタバレ注意

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】漫画を、実際に読んだ感想を中心にストーリーの魅力をまとめていきます。

印象的な展開や見どころを語っていきますが、物語の内容についても触れますので「絶対にネタバレを知りたくない!」という方はご注意くださいね

物語の流れやキャラクターの心情もできるだけわかりやすくまとめていきます。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】1話あらすじ感想※ネタバレ注意

帝都に生きる双子の姉妹、岩子と咲子。
その美貌で注目を集めるのは妹の咲子でした。
一方、姉の岩子は全身を包帯で覆い、岩のような肌を隠して生きています。
美しい妹とは対照的に、岩子は人々から恐れられ「化け物」と呼ばれていました。

二人は神代家に生まれ、それぞれ異なる神の力を授かっています。
咲子はコノハナサクヤヒメの加護を受け、花のような肌を持つ美しさを持ちました。
岩子はイワナガヒメの力を継ぎ、長寿と引き換えに岩のような肌を持つ運命に。
それゆえに家族からも疎まれ、家政婦のように扱われていました。
誰からも愛されず、唯一心を許せるのは動物たちと青年・清だけでした。

物語の冒頭、岩子は軍服姿の青年・黒峰白蘭の前に立たされます。
彼の一言で、岩子の運命が大きく動き出します。
「この着物の下の肌を見られたら命を奪われるかも…」という彼女の心の声が、緊迫感を強めます。
白蘭との出会いは、岩子の人生の転機になるのです。
そこから彼女の過酷な運命が描かれ始めました。

家族は岩子を厄介者扱いし、ついには「最後に役立ってもらう」と語ります。
岩子は咲子の着物を汚してしまったことで家から追い出され、絶望の中で山に逃れます。
そんな彼女に優しく声をかけたのが青年・清でした。
「また家を追い出されたのか」と親しみある言葉をかけ、彼女を気遣ってくれたのです。
清との出会いが、岩子にとって唯一の希望に思えました。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】2話あらすじ感想※ネタバレ注意

岩子がひそかに想いを寄せる清が、神代家を訪れます。
宝石商である清は、ローズ・ダイヤの事業で成功を収めたばかりでした。
その指には、薔薇の形をした美しい指輪が光っています。
岩子はその様子を陰から見つめていました。

清は神代家に「神の乙女」と結婚したいと願い出ます。
財力をさらに強化するために、家との縁を深めたいという思惑があるようです。
「もしかして、自分が花嫁に選ばれるのでは…」
そんな淡い期待が、岩子の胸に芽生えていきます。
しかしその希望は、あっけなく砕かれるのでした。

父から「咲子と岩子、縁談が決まった」と突然告げられます。
咲子は大喜びし、岩子は戸惑いを隠せません。
そして、咲子の相手が清だと判明。
岩子の希望は一瞬で絶望へと変わってしまいます。
ローズ・ダイヤの指輪は、咲子に贈られるものでした。

一方、岩子の縁談相手は「神に呪われた男」と恐れられる黒峰白蘭。
その名を聞くだけで不吉とされる存在です。
「岩肌の娘など、嫁に出す価値もない」
そう思っていた父が選んだのは、家の都合だけでした。
岩子は絶望の底で、「もうどうにでもなればいい」と諦めるのでした。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】3話あらすじ感想※ネタバレ注意

白蘭との初夜を迎えた岩子は、震えながら包帯を外します。
全身の岩肌が露わになり、彼女の心は恐怖と恥ずかしさでいっぱいでした。
白蘭はその姿に目を奪われ、「本物の岩か…」とつぶやきます。
岩子はすぐに謝り、「不快なら命を奪っても構いません」と告げます。

白蘭に真実を知らされず嫁がされたことも話します。
「ここで終わってもいい」という、岩子の諦めがにじむ言葉でした。
白蘭はその悲痛な決意に、突然笑い出します。
「面白い女だな」と言いながら、呪いの力を目的にされたことを茶化すのです。
しかし、その後、彼は自分の秘密を語り始めました。

白蘭は軍服をはだけ、自らの胸にある呪いの紋様を見せます。
彼の家系は、かつて神に逆らった陰陽師の末裔でした。
そのため、黒峰家の者は20歳を迎えると死ぬ運命にあるのです。
白蘭は現在19歳と9ヶ月で、残された命はあと3ヶ月。
神の乙女との結婚だけが、その呪いを解く鍵だと信じていました。

岩子は混乱します。
「自分が神の乙女? 命を救える存在なのか…?」
でも、妹のように美しくない自分には、そんな力があるとは思えません。
呪いを受け入れてきた岩肌に、価値があるとは信じられなかったのです。
岩子の心には、希望と自己否定が交錯していました。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】4話あらすじ感想※ネタバレ注意

白蘭に自分の無力さを謝る岩子。
「私はただの岩…何の力もない女です」と、言葉を絞り出します。
彼に迷惑をかけたことを申し訳なく思っていました。
しかし白蘭は、彼女を責めることはしませんでした。

白蘭は「俺も絶望を抱えて生きてきた」と語りかけます。
「あなたのような人に出会えてよかった」と微笑みます。
そして「無理に抱くつもりはない」と岩子を抱きしめ、優しく去っていきました。
岩子は初めて、同じ苦しみを持つ誰かに出会えたと感じたのです。
白蘭の過去は、自分以上に重く感じられました。

翌朝、ふすまが開き、元気な女中・キネが現れます。
彼女は朝食の準備を始め、岩子にも明るく接してきます。
岩肌を見ても驚かず、自然な態度を崩しませんでした。
「白蘭様は優しい方ですよ」と笑顔で話します。
噂とは違う白蘭の姿を、キネはよく知っていたのです。

白蘭は再び岩子に語りかけます。
「俺は余命3ヶ月。仮初めの夫婦だが、最後にそばにいてくれるとありがたい」と。
その言葉に、岩子は新たな気持ちを抱きます。
「もし私が神の力を使えるようになれば、この人を救えるかもしれない」
自分の人生に、初めて意味が生まれた気がしました。

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【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】5話あらすじ感想※ネタバレ注意

岩子は「嫁として何かできることを」と、キネに家事の手伝いを申し出ます。
キネは最初こそ遠慮しますが、岩子の強い意思に折れて受け入れます。
料理の準備中、鍋が沸騰しそうになります。
岩子は素手で鍋を持ち上げますが、岩肌のおかげで火傷しませんでした。

「すごいですね、役に立ちますね!」とキネが褒めてくれます。
岩子は驚きと戸惑いを感じながらも、温かい気持ちになりました。
これまで役に立たないと言われ続けてきた自分が、初めて認められたのです。
その後、白蘭への食事を岩子が届けることになります。
中には、ひえとあわが入った素朴な料理が入っていました。

庭に向かった岩子は、白蘭が鳥に餌をあげている姿を見ます。
「餌をあげても、寄ってこない」と寂しそうな彼。
岩子が自分の手に乗った鳥を白蘭に渡すと、小鳥は逃げずにとどまります。
「初めて手に乗った…信頼された気がするな」と白蘭が微笑みました。
その表情を見た岩子は、胸がじんわりと温かくなります。

その夜、岩子は白蘭に向かって静かに言います。
「今夜、寝所に伺ってもよろしいでしょうか」
「お役に立てることがあるのなら、練習させていただけませんか…?」
彼の命を救う手助けになれるなら、自分の人生にも意味があるかもしれない。
その真摯な申し出に、白蘭は黙って「わかった」と頷くのでした。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】6話あらすじ感想※ネタバレ注意

夜になり、岩子は白蘭の部屋を訪れます。
「嫌ならやめていい」と言われたものの、岩子は「お願いします」と返事をします。
緊張の中、白蘭の手が岩子の肌に触れていきました。
その硬く冷たい岩肌に、岩子は「きっと気持ち悪いと思われている」と感じます。

過去の「誰もあなたなんか抱かないわよ」という声が脳裏によみがえります。
逃げ出したい気持ちに駆られながらも、白蘭の手の動きは止まりません。
「今は俺の指に集中しなさい」と、優しく促されます。
触れられるたび、体がじわじわと熱くなるのを岩子は感じていました。
岩肌の下から、何かが動き始めるような感覚でした。

白蘭の手が秘部に触れたとき、岩子は驚きます。
そこも岩で覆われているはずなのに、彼の指の動きがはっきりと分かるのです。
「私…今、触れられて気持ちいいと感じている」
これまで一度も経験したことのない感覚に、胸が高鳴ります。
それは、自分が「女」として存在していることを初めて意識した瞬間でした。

白蘭もまた、自分の心が揺れていることに気づきます。
「練習のはずなのに、止まらなくなりそうだった」
そう感じながらも、彼は岩子に「神の力を感じたか?」と尋ねます。
岩子は赤面しながら、「まだです…でも、きっと」と答えます。
そのまま自室へ戻った岩子は、ひとり決意を固めるのでした。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】7話あらすじ感想※ネタバレ注意

白蘭は出立前、岩子の顔に目を留めます。
岩のような肌に、何か変化が現れていると感じたのです。
しかし、確信が持てなかったため、何も言わず屋敷を後にします。
その頃、岩子は「もう会いたい」と白蘭への想いを噛み締めていました。

白蘭が帰ってきたとき、気持ちよく過ごしてもらえるようにと、岩子は掃除を始めます。
「いただいた着物を汚したくない」と、心の底から彼を想う気持ちが芽生えていました。
キネと一緒に雑巾がけをする姿は、以前の岩子とはまるで別人でした。
岩子の中で、確実に何かが変わり始めていたのです。

しかしその穏やかな時間は、突然の来客によって壊されます。
屋敷に現れたのは妹・咲子でした。
無遠慮に上がり込んだ咲子は、岩子を嘲笑しながら嫌味を浴びせ続けます。
「雑巾がけするなんて奴隷みたい」と、岩子の努力を踏みにじります。
さらには「幸せのお裾分け」と、結婚式の招待状を突きつけてきました。

そこへ現れた清も、岩子に対して冷酷な本音を語ります。
「事業が失敗していたら、岩子さんと結婚するつもりだった」
「だが、幸い成功したから咲子を選べた」と。
それは、岩子へのこれまでの優しさを完全に否定するものでした。
咲子はそれを聞いて「なんておかわいそう」と、嘲笑混じりに言葉を重ねるのでした。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】8話あらすじ感想※ネタバレ注意

白蘭が屋敷に戻ると、女中のキネから咲子の来訪について知らされます。
岩子が傷ついたことを知り、白蘭は深く心を痛めました。
岩子自身も「白蘭様の格を下げてしまいました」と涙ながらに謝ります。
そんな彼女を慰めるため、白蘭はある提案をします。

翌日、白蘭は岩子を連れて帝都へ向かいます。
しかし道中、通行人から心無い言葉を投げかけられる二人。
「嫁もバケモノか」などの暴言に、岩子は俯いてしまいます。
「せめて離れて歩けば…」と自分を責める岩子の手を、白蘭は強く引きます。
「離れるな。俺の側から」と、まっすぐに言葉を投げかけるのでした。

その後、白蘭は岩子を流行の店に連れていきます。
「好きな着物を選べ」と言われても、岩子は「私にはもったいない」と戸惑います。
そんな彼女に、白蘭は語りかけます。
「お前は美しい。誇れ。お前は黒峰家の立派な妻だ」と。
その真剣なまなざしに、岩子は胸が熱くなりました。

「お前の妹は太陽のような強い光だ。だが、お前は月の光のように優しい」
そう語る白蘭の言葉に、岩子は心を動かされます。
初めて自分が誰かに「美しい」と言われたのです。
「この人の隣を、胸を張って歩ける妻になりたい」
そう強く願うようになりました。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】9話あらすじ感想※ネタバレ注意

咲子と清は、結婚式に着る豪華な着物を求めて帝都の呉服店を訪れます。
金糸を使った煌びやかな品を見つけるも、値段にがっかりする咲子。
「もっと高い物を!姉に絶望させたいの」と、見栄と意地で無理を言います。
ついには「御笠屋でなければ嫌」と、要人御用達の店を要求しました。

しかし「御笠屋」は会員制で、清の家柄では入店すらできませんでした。
「神の乙女なのよ!」と咲子は叫びますが、店員に冷たく拒否されます。
清も立場をわきまえて静止するも、咲子のわがままは止まりません。
二人は門前払いを食らい、悔しさに唇を噛みしめます。
そんな中、思わぬ人物がその店を訪れます。

現れたのは白蘭と岩子のふたりでした。
白蘭は「俺の行きつけだ」とさりげなく言い、店の主・大五郎に丁寧に迎えられます。
「妻のために、礼装を」と言って通される店内は、格式と品格が漂っていました。
岩子は恐縮しつつも、その品々の美しさに圧倒されます。
「私にこんな上等な着物なんて…」と戸惑いを隠せませんでした。

白蘭は優しく語ります。
「お前が恥をかけば俺の評判も落ちる。それでは困る」と。
「好きな色、好きな柄はあるか?」と、岩子に寄り添います。
その真摯な対応に、岩子の胸は熱くなっていきました。
見せつけるような豪華さではなく、心からの気遣いが、そこにはありました。

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【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】10話あらすじ感想※ネタバレ注意

岩子は「御笠屋」で選んでもらった美しい着物に袖を通します。
鏡に映った自分の姿に、思わず息を飲みます。
「こんな自分がいたなんて…」
その驚きと喜びを、早く白蘭に伝えたくなりました。
彼の元へ向かった岩子は、偶然ある会話を耳にします。

白蘭は店主と話していました。
「余命は残り2ヶ月半で尽きるだろう」
その淡々とした言葉に、岩子は立ち尽くします。
「美しく仕立ててやってほしい。俺がいなくなっても自信を持てるように」
そう話す白蘭の言葉に、岩子の胸は張り裂けそうになります。

我慢できず、岩子は部屋に飛び込みます。
「そんなこと言わないでください…白蘭様と一緒に歩きたいんです」
涙を流しながら訴える岩子の姿に、白蘭の心も揺れ動きます。
「死んだら、お前を他の男に取られるのか…それは困るな」
そう冗談まじりに言いつつも、彼女を抱きしめ、唇を重ねました。

岩子は「もっと近くで、あなたと繋がりたい」と願います。
しかし体は岩のまま、肌が邪魔をして思うようにはいきません。
それでも心は確かに近づいていました。
「白蘭様のお子を産みたい」「家族になりたい」
強くそう願った瞬間、奇跡が起こります。

白蘭が岩子の頬に手を添えると、彼は小さくつぶやきます。
「顔の岩が…」
その瞬間、岩子の頬の岩が一片、静かに剥がれ落ちたのです。
それは確かに、「心が通じ合った証」でした。
ふたりの距離が、初めてほんとうに近づいた瞬間でもありました。

▼次回はこちら
>>【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】漫画11~20話あらすじ感想※ネタバレ注意

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】漫画情報


作品名 岩肌の花嫁は愛で溶かされる
作家 遠山えま
出版社 めちゃコミックオリジナル

神の力を宿して生まれた双子の姉妹、神代岩子と咲子。コノハナサクヤヒメの力を授かった妹の咲子は帝都一の美女と呼ばれているのに対し、イワナガヒメの力を授かった姉の岩子は全身を岩で覆われた醜い姿をしており、バケモノと呼ばれていた。岩子は唯一優しく接してくれる宝石商の西園寺に惹かれていたが、彼の結婚相手に選ばれたのはなんと妹の咲子だった。一方岩子は、神に呪われた男と呼ばれる黒峰白蘭(こくみね びゃくらん)様と結婚することになり…!?
引用元:めちゃコミック

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