本ページはプロモーションを含みます 漫画の感想

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】漫画11~20話あらすじ感想※ネタバレ注意|最終回の結末まで徹底解説!

この記事では、【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】漫画11~20話を読んだあらすじ感想をまとめました。※ネタバレ注意

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】11~20話あらすじ感想※ネタバレ注意

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】漫画を、実際に読んだ感想を中心にストーリーの魅力をまとめていきます。

印象的な展開や見どころを語っていきますが、物語の内容についても触れますので「絶対にネタバレを知りたくない!」という方はご注意くださいね

物語の流れやキャラクターの心情もできるだけわかりやすくまとめていきます。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】11話あらすじ感想※ネタバレ注意

▼前回はこちら
>>【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】漫画1~10話あらすじ感想※ネタバレ注意

帝都では咲子と清の結婚式が盛大に行われようとしていました。
神の乙女と西園寺家の縁組ということもあり、町中がお祝いムードに包まれています。
咲子は人々からの称賛にご満悦で、「お姉様にも幸せのお裾分けを」と口にします。
その本心は、岩子を人前で晒し者にする悪意に満ちたものでした。

咲子は「お姉様とパレードを一緒に歩かせてほしい」と父に願い出ます。
それは姉への慈悲を装った、見せしめの罠でした。
父も「式の格を下げるが、咲子に免じて」と許可を出します。
パレード当日、岩子は白蘭と共に現れました。
その姿に、会場は静まり返ります。

岩子の顔からは、以前の岩がほとんど消えていました。
白蘭が用意した着物は美しく、岩子の美しさをより際立たせていました。
咲子は「どういうことなの!?答えなさい!!」と声を荒げます。
両親も目を疑い、「これが岩子なのか…」と驚きを隠せません。
まるで立場が逆転したかのような場面でした。

そんな動揺の中、岩子は穏やかに口を開きます。
「咲子さん、清さん、ご結婚おめでとうございます」
その姿は堂々としており、かつての卑屈な岩子とは別人のようでした。
父も「今の岩子なら並んで歩いても申し分ない」と認めざるを得ません。
咲子の目論見は、完全に崩れ去ったのでした。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】12話あらすじ感想※ネタバレ注意

パレードが始まり、岩子と咲子は並んで街を歩き出します。
しかし注目を浴びたのは、咲子ではなく岩子の方でした。
「なんて綺麗な人…」「岩が取れてる?」「御笠屋のドレスよね」と、称賛の声があふれます。
その一方で、咲子に対しては冷めた反応が目立ち始めていました。

咲子は自分が嘲笑されていると気づき、顔をひきつらせます。
「どうしてお姉様が御笠屋の着物を着てるのよ!」と、怒りがこみ上げます。
岩子は穏やかな笑顔で「咲子さんのおかげで今の私があります」と感謝を伝えます。
しかしその言葉は咲子には皮肉に聞こえ、ついに逆上。
「嘲笑われる存在でいてほしかったのに!」と、岩子に掴みかかります。

その瞬間、白蘭が間に割って入り、岩子をかばいます。
「足をひねったようなので、式は欠席する」と告げてその場を去りました。
咲子の暴走を鎮めるような、見事な判断でした。
パレードの空気は緊張感に包まれたまま、岩子たちはその場を後にします。
咲子の思惑は、完全に外れてしまったのでした。

帰り道、白蘭はぽつりと口にします。
「清の目…あれは完全にお前に恋をしている目だった」
岩子は戸惑いますが、「お前の全てを知ってるのは俺だけでいい」と白蘭が囁きます。
まるで嫉妬しているような口ぶりに、岩子の胸は少しだけ熱くなりました。
その一方で、岩子の父は静かに何かを企てていたのです。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】13話あらすじ感想※ネタバレ注意

結婚式を終えた夜、咲子と清は豪華なベッドルームで初夜を迎えていました。
しかし、清の心はすでに咲子のものではありません。
彼が思い浮かべていたのは、変貌を遂げた岩子の姿でした。
「岩が剥がれてあんなに美しかったなんて…」と、岩子のことばかり考えてしまう清。
ついには「岩子を側室にしてしまおうか」などと考え始めてしまいます。

その身勝手な妄想に、「神の乙女を二人も娶れば家の名も高まる」と都合の良い理屈を重ねる清。
当然、咲子はその様子にすぐ気づきます。
「ふざけんじゃないわよォォォ!!」と怒り心頭の咲子。
式の途中から自分を見ていなかった清に、プライドをズタズタにされ、初夜のはずが怒鳴り声で幕を閉じました。
咲子の中に、岩子への激しい憎しみが芽生えていきます。

「岩子を見返すだけじゃ足りない。奪ってやらなきゃ気が済まない…」
そう考えた咲子は、今度は白蘭に狙いを定めます。
「家柄も実力も兼ね備えていて、岩子の夫…最高の復讐相手だわ」と、寝取る計画を胸に企み始めるのでした。
嫉妬と憎悪の炎は、彼女をどんどん暴走させていきます。

一方その頃、白蘭の屋敷に戻った岩子は、優しく足の手当てをしてくれる白蘭に胸が温まっていました。
「白蘭様のおかげで、咲子さんに祝福を伝えられた」
自分に自信がなかった頃では考えられない行動ができたのは、白蘭の支えがあったからこそ。
そんな感謝の気持ちをどう伝えればいいのか、岩子は悩みながらも幸せを噛みしめていました。
「何か、白蘭様が喜ぶことをしたい…」と、心からの恩返しを考え始めます。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】14話あらすじ感想※ネタバレ注意

白蘭の過去が明かされる今回。
3歳の頃に父を呪いで失い、その父を愛していた母も、心を壊して後を追うように命を落としてしまったという壮絶な過去を背負っていました。
「自分は誰にも愛されてはいけない、孤独で死ぬのが一番だ」
そう思い込んできた白蘭が、岩子と出会い、彼女の泣き顔に「自分の呪いが喜んでいる」と感じてしまったとき、心の底から怒りが込み上げたのです。
その怒りは、岩子への愛情の裏返しだったと、白蘭自身も気づき始めているようでした。

そしてその夜、白蘭が湯浴みをしているところへ、岩子がやってきます。
「白蘭様の背中を流しに参りました」
それは、キネから「旦那様はきっと喜ばれるわよ」と聞き、お礼の気持ちを伝えたいという岩子の想いからでした。
最初は「からかわれたんだろう、早く休め」と突き放そうとする白蘭。
けれど、岩子は真剣に「自分の身体でできることをしたい」「神の力を使えるようになるためにも、白蘭様との関わりが必要」と訴えます。
その健気さに、白蘭の心は揺れ動きます。

「ではそのままこちらにおいで」
白蘭が岩子を受け入れると、岩子はお湯をかけ、ゆっくりと背中を流し始めます。
白蘭の胸に刻まれた呪いの印は、まるで生きているかのように「ドクッ、ドクッ」と脈打ち始め、彼にはそれが「喜び」として伝わってくるのです。
「本物の岩のような肌なのに…俺はこの感情を止められない」
彼女を抱きしめたいという衝動が、胸に溢れていきます。
しかしそれは、肉体的な欲望ではなく、もっと深い場所から湧き上がる「想い」だったのでした。

この夜、白蘭の孤独な心には、確かな「ぬくもり」が灯り始めます。
そして岩子の方も、自分にできることで白蘭を癒したいと心から願い、少しずつ「妻としての自覚」を強くしていくのでした。
二人の距離は、また一歩、確実に縮まっていきます。

スポンサーリンク

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】15話あらすじ感想※ネタバレ注意

白蘭の背中を流し終えた岩子は、思いがけず触れ合う距離に戸惑いを隠せませんでした。
「白蘭様に何かしてあげたかっただけなのに…私の方が緊張して…」
湯気の中で頬を赤らめる岩子の姿は、純真そのもの。
しかし彼女の胸の内は、白蘭の体に触れるたびに高鳴っていく鼓動と、湧き上がる甘い感情に満たされていました。

白蘭の指がそっと岩子の体に触れた瞬間、彼女は初めて感じる「快感」に身を震わせます。
「白蘭様の手…熱い…こんなにも優しくて…」
岩肌に覆われた自分の身体を、白蘭が丁寧に、優しく愛おしむように触れてくれることで、岩子は“女”としての喜びを知っていきます。
これまで誰からも愛されることのなかった身体に、ぬくもりと愛情が流れ込んできて──
「わたし、こんなにも感じるなんて…白蘭様…」

そして──
白蘭が岩子の首筋にそっと口づけた瞬間、そこにあったはずの“岩”が、ポロリと剥がれ落ちたのです。
「岩が…なくなってる…?」
驚いた白蘭と岩子は目を見合わせ、戸惑いながらも確信を抱き始めます。
「もしかして、愛されることで…気持ちよくなることで…岩が消えるの…?」
岩子は、心の奥で希望の光が差し込んでくるのを感じていました。
もしこのまま、白蘭にもっと触れてもらえたら、自分は“ふつうの女”に戻れるのかもしれない──
そんな微かな願いを、彼女は胸に宿すのでした。

白蘭もまた、岩子の姿に強く惹かれていく自分を止められません。
「この身体に触れるたび、呪いの印が喜んでいる…」
その呪いすらも“岩子の幸せ”の前では、ほぐれていくような感覚に満たされていました。
もしかすると、岩子とならこの呪われた運命を変えられるのかもしれない──
そんな風に、ふたりの間には確かな愛の芽が膨らみつつあったのです。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】16話あらすじ感想※ネタバレ注意

「私、さっき…白蘭様に触れられて、気持ちよくなって…だから岩が…?」
ふとしたきっかけから身体の岩が剥がれたことに気づいた岩子。
しかしそれが“快感”によるものだと推測し、自分の欲望を恥じてしまいます。
「こんなはしたない女だと思われたら…」
羞恥と自己嫌悪にかられた岩子は、浴場から逃げ出してしまうのです。

ところが──その直後。
岩子は何者かにより強引に連れ去られてしまいます。
「離して…どこへ連れて行くの…!?」
目覚めた場所は、なんと実家・神代家の屋敷。
そこには冷酷な両親が待ち構えていました。
「岩子、お前は岩がなくなって“商品価値”が上がったんだ。白蘭なんかより、もっと良い家に嫁がせる」
母も「呪われた男など、あなたのような綺麗な娘には相応しくないわ」と、岩子の心を抉ります。

一方その頃、岩子の不在に気づいた白蘭は激しく動揺し、キネや部下たちに捜索を命じます。
調査の結果、岩子が乗せられていたのは神代家所有の車だと判明。
白蘭はすぐに岩子を迎えに行こうとしますが──
そこに、あろうことか咲子が現れたのです。
「姉は勝手に出て行ったんです。お詫びに、私が代わりになります」
しおらしい顔とは裏腹に、彼女の狙いは白蘭そのもの。

咲子は白蘭に対して巧妙な嘘を重ねます。
「姉はもう白蘭様を見限っております。昨日の結婚式で何人もの男性に声をかけられ…その中の一人と再婚するのだと、父にも言っておりました」
「白蘭様は咲子に差し上げる、姉のお古ですが西園寺より格上ですからありがたく思ってください」
──岩子の名誉を踏みにじりながら、白蘭を貶める嘘を並べ立てる咲子。
しかし、その言葉の一つ一つに、白蘭の目が徐々に鋭くなっていきます。

「岩子がそんなことを言うはずがない」
揺るぎない愛を信じる白蘭。
そして、真実を取り戻すため、神代家へと向かう決意を固めるのでした。
裏切りと嘘、欲望と純愛が交錯する中で、岩子と白蘭の絆が試される回となっています。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】17話あらすじ感想※ネタバレ注意

咲子は白蘭を誘惑しようと近づきます。
甘い言葉で心を動かそうとしますが、白蘭は冷ややかでした。
「岩子と姉妹とは思えぬ」と、彼女を一蹴します。
そして咲子を脅し、岩子の居場所を聞き出しました。

咲子は、岩子が政治家・佐久間のもとに嫁がれたと明かします。
白蘭はすぐに彼女のもとへ向かいます。
一方、岩子は佐久間に夜伽を命じられ、恐怖に震えていました。
「この岩肌さえあれば…」と、自分を守る盾になることを願います。

佐久間は岩子の岩肌を見て怒りをあらわにします。
「こんな女を抱けるか!」と声を荒げますが、すぐに考えを変えます。
「無理やり剥がせばいい」と言い出し、欲望を露わにしました。
岩子は白蘭の名を叫びます。

誰よりも信じている白蘭の名を、恐怖の中で呼ぶ岩子。
その声は届くのか、間に合うのか…。
彼女の身体を覆う岩は、守りでもあり呪いでもあります。
絶体絶命の状況の中で、愛の奇跡が起きるのでしょうか。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】18話あらすじ感想※ネタバレ注意

岩子が絶体絶命の状況に陥る中、白蘭が佐久間邸へ乗り込みます。
「妻を迎えに来た」と冷静に告げる白蘭に対し、佐久間は激しく抵抗。
「岩子は自分のものだ」と主張しますが、白蘭は証拠書類を盾に一歩も引きません。
その強い態度に、佐久間は苛立ちを見せます。

白蘭を侮った佐久間は、「帝国の犬ごときが」と嘲笑。
そして部下たちをけしかけて白蘭を襲わせます。
しかし白蘭は圧倒的な強さで、次々と彼らを打ち倒します。
その戦いぶりに、佐久間は動揺を隠せません。

それでも佐久間は諦めず、切り札として元帝国軍の大佐・熊田を呼び出します。
「荒ぶる巨人」と恐れられた巨体の男が現れ、白蘭の前に立ちはだかります。
白蘭も熊田の名を知っており、緊張が走ります。
熊田は「ここで死ね」と敵意を剥き出しにして迫ります。

佐久間は「もうすぐ白蘭は熊田に殺される」と勝ち誇り、岩子に下卑た言葉を浴びせます。
岩子は「そんな…白蘭様が死ぬなんて」と青ざめ、絶望します。
愛する人を奪われる恐怖に震える岩子。
果たして白蘭は熊田を倒し、岩子を取り戻せるのでしょうか。

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】19話あらすじ感想※ネタバレ注意

白蘭と熊田の一騎打ちは、当初は互角の戦いでした。
しかし、次第に白蘭が優勢になっていきます。
その様子に熊田は焦りを見せ、「なぜ少佐のお前が…」と疑問を抱き始めます。
過去の地位や経験が通用しないことに、熊田は動揺を隠せません。

そこへ白蘭の部下たちが駆けつけ、続いて現れたのは現役の帝国軍大佐・早坂でした。
早坂は熊田の元部下であり、過去に熊田が彼を出し抜こうとして失敗し、降格されたことが明かされます。
さらに早坂は、白蘭が少佐に甘んじている理由についても語ります。
「自分の呪いを制御するため、あえて誰かの下に置かれる立場を望んでいるのです」と言い、白蘭の覚悟が浮き彫りになります。

一方その頃、佐久間は岩子の身体から岩を剥ごうと暴力をふるっていました。
「お前のような女は黙っていればいい」と怒鳴り、岩子を押し倒そうとします。
岩子は白蘭が命懸けで戦っている姿を思い出し、自分も逃げてばかりではいけないと決意。
「この男に身を汚されるくらいなら…」と、隠していた小刀を取り出します。

その気迫は、かつての弱々しい彼女とは別人のようです。
白蘭と岩子、それぞれが自分の力で戦おうとする姿が、静かに重なり始めていきます。
彼らの絆は、どこまで深まっていくのでしょうか。

スポンサーリンク

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】20話あらすじ感想※ネタバレ注意

佐久間に襲われかけていた岩子の前に、金色の眼帯をまとった白蘭が現れます。
その姿はまるで別人のようで、周囲の空気を一変させます。
「それが呪いの正体――神の目か…」と、佐久間は圧倒されます。
白蘭の瞳は光り、過去の罪をすべて暴き始めたのです。

白蘭は佐久間がこれまで隠してきた悪事を次々と言い当てます。
記者の不審死、反対派の失踪、井戸に沈めた遺体の数々――。
佐久間は「なぜそれを知っている!?」と激しく狼狽。
その姿はこれまでの権力者の面影すらなく、ただの弱者でした。

そこへ早坂大佐たちが駆けつけ、白蘭の証言を元に佐久間の身柄を拘束。
「裏の井戸を調査する。異論は認めない」と言い渡され、佐久間はついに観念します。
騒動が終わり、白蘭は「岩子…」と名を呼びながら力を抜きました。
その姿に、早坂は「おやおや、愛の力ってやつだね」と茶化します。

岩子は白蘭の声に導かれるように、駆け寄ってきます。
彼女が無事であることを確認した白蘭は、心から安堵した表情を浮かべます。
そして力強く、優しく、岩子に語りかけました。
「離れるな。俺の側から」と――。

▼次回はこちら
>>【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】漫画21~30話あらすじ感想※ネタバレ注意

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】漫画情報


作品名 岩肌の花嫁は愛で溶かされる
作家 遠山えま
出版社 めちゃコミックオリジナル

神の力を宿して生まれた双子の姉妹、神代岩子と咲子。コノハナサクヤヒメの力を授かった妹の咲子は帝都一の美女と呼ばれているのに対し、イワナガヒメの力を授かった姉の岩子は全身を岩で覆われた醜い姿をしており、バケモノと呼ばれていた。岩子は唯一優しく接してくれる宝石商の西園寺に惹かれていたが、彼の結婚相手に選ばれたのはなんと妹の咲子だった。一方岩子は、神に呪われた男と呼ばれる黒峰白蘭(こくみね びゃくらん)様と結婚することになり…!?
引用元:めちゃコミック

-漫画の感想
-, , , ,