この記事では、【妊娠したら死にたくなった 産褥期精神病】漫画21~30話を読んだあらすじ感想をまとめました。※ネタバレ注意
【妊娠したら死にたくなった 産褥期精神病】21~30話あらすじ感想※ネタバレ注意
【妊娠したら死にたくなった 産褥期精神病】漫画を、実際に読んだ感想を中心にストーリーの魅力をまとめていきます。
印象的な展開や見どころを語っていきますが、物語の内容についても触れますので「絶対にネタバレを知りたくない!」という方はご注意くださいね。
物語の流れやキャラクターの心情もできるだけわかりやすくまとめていきます。
>>【妊娠したら死にたくなった】漫画全話あらすじ感想まとめ※ネタバレ注意
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>>【妊娠したら死にたくなった】漫画11~20話あらすじ感想※ネタバレ注意
【妊娠したら死にたくなった】21話あらすじ感想※ネタバレ注意
千夏は翼への心の問題を抱えながらも他の人とは落ち着いて話せるまでに回復していました。
その様子を見た涼太は千夏と外泊する計画を立てます。
これは治療を兼ねた外泊で病院ではできない試みでもありました。
翼を邪魔者と感じる認識を実際に触れ合って直していく方法だったのです。
千夏は翼と向き合い手を取りながらも胸の奥にまだ違和感を覚えます。
涼太を奪った存在だという心の影が簡単には消えません。
家族と過ごす時間の中で千夏は病院にいた方が楽かもしれないと感じました。
外泊の夜に彼女の心は静かに揺れ続けていたのです。
【妊娠したら死にたくなった】22話あらすじ感想※ネタバレ注意
千夏は翼と触れ合ったあと少し違和感を感じつつも普通に接することができました。
薬の副作用も消え体も心も落ち着いた良い状態を保っています。
家族でお宮参りを行った時も特に問題は見られませんでした。
その日を無事に終えた千夏は胸いっぱいの満足を抱いたのです。
穏やかな気持ちのまま千夏は実家へ帰ることになりました。
けれどその帰り道で思いがけない異変が静かに近づきます。
温かな空気の裏で小さな影が動き始めていました。
次に何が起こるのか誰も気づかぬまま夜が更けていったのです。
【妊娠したら死にたくなった】23話あらすじ感想※ネタバレ注意
千夏は再び発作を起こし家族に支えられて病院へ運ばれました。
父は我慢の限界から心にもない言葉を口にしてしまいます。
その一言に千夏は胸を強く打たれ深いショックを受けました。
駆けつけた涼太は薬で落ち着いた千夏を見てほっと息をついたのです。
看護師は父にその言葉が千夏を苦しめる危険を静かに伝えます。
父は自分の言葉が病気を悪化させるかもしれないと知り胸を痛めました。
心に重く広がる罪悪感に父は小さくうつむきます。
病室には言葉にできない静けさだけが漂ったのです。
【妊娠したら死にたくなった】24話あらすじ感想※ネタバレ注意
五年前千夏は子どもを授かる未来に明るい希望を抱いていました。
けれど現実の重さにその夢は崩れ落ち長い闘病生活が始まります。
母としての気持ちも見つけられず外泊さえつらく感じる日が続きました。
どうしてこうなったのか千夏自身も理由をつかめないままだったのです。
一方で涼太も千夏の見舞いや翼の育児そして仕事を抱え込み限界に近づきます。
その疲れが千夏の心にも重くのしかかり逃げ場を失わせました。
家族の笑顔を守るはずの日々が苦しみへと姿を変えていきます。
小さな幸せを探す力さえ二人から遠ざかっていったのです。
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【妊娠したら死にたくなった】25話あらすじ感想※ネタバレ注意
千夏は病気の原因が分からず胸が締め付けられていました。
少しでも情報を求めて毎日を探していました。
体は震え心も冷たくなるほど不安が広がっていました。
しかし突然その不安がすっと消えていったのです。
理由は生理が来たことで体が軽くなったからです。
千夏はテレビを見たり食事を楽しむ余裕が戻りました。
生理に関する番組を見て自分の体の変化を思い返しました。
そして今の状態にやっと気付き始めたのでした。
【妊娠したら死にたくなった】26話あらすじ感想※ネタバレ注意
千夏は体調が安定し医者から任意入院を勧められました。
彼女は了承し今度こそ治るまで入院を決めました。
そして図書室で医学書を次々と手に取り読み進めました。
調べるほど心に静かな決意が強くなっていきました。
その結果二週間後に再び悪化すると予測しました。
千夏は涼太にその見通しを落ち着いた声で伝えました。
涼太ははっきり話す彼女の姿に目を丸くしました。
病室には驚きと小さな緊張が静かに満ちていました。
【妊娠したら死にたくなった】27話あらすじ感想※ネタバレ注意
千夏は宇田川先生のところへ行き薬をお願いしました。
調べた結果、自分は産褥期精神病かもしれないと思ったからです。
千夏は落ち着いた声で話し宇田川先生に伝えました。
先生はその様子から嘘ではないと感じて考え込みました。
宇田川先生は自分の見立てが違ったかもと心を揺らしました。
そしてホルモンを整える漢方薬を出してくれました。
千夏はその薬を受け取りゆっくり飲みました。
その後千夏はまた外泊の日を迎えることになりました。
【妊娠したら死にたくなった】28話あらすじ感想※ネタバレ注意
外泊では何も起きず安心した千夏でした。
けれど病院に戻り寝る時に悪い夢を見て大声を出しました。
でも自分がそろそろ心が不安定になる時期だと分かっていました。
千夏は慌てず自分を責めないように心を守りました。
そしてまた外泊の日がやってきました。
千夏は他の患者に渡す絵を描こうとしました。
けれど突然手が震えて筆がうまく動きませんでした。
そのまま絵が描けなくなり胸がぎゅっと苦しくなりました。
【妊娠したら死にたくなった】29話あらすじ感想※ネタバレ注意
外泊の夜、千夏は涼太と赤ちゃんの翼と一緒に眠ったのです。
夜中に翼が泣き出し涼太がやさしくあやしてくれました。
千夏は自分が抱くと言い赤ちゃんをそっと受け取りました。
それでも翼は泣き続け千夏はあきらめず抱きしめたのです。
やがて翼は少しずつ泣き声を弱めて静かになりました。
その時千夏は笑顔を浮かべて翼を見つめたのです。
長い苦しみを越え母としての心が胸に広がっていきます。
その夜千夏はあたたかな光を感じ深く息をつきました。
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【妊娠したら死にたくなった】30話あらすじ感想※ネタバレ注意
宇田川先生に呼ばれた千夏と涼太は改めて説明を受けました。
千夏が調べた通り彼女は産褥期精神病にかかっていたのです。
この病は千人に一人がなると言われるほど珍しいものでした。
病名が分かり千夏はほっとして涙をこぼしました。
けれど原因も治し方もまだ分からない病気だと聞きました。
宇田川先生は見立てが外れ千夏を苦しめたことを深く謝ります。
千夏はその言葉を静かに受け止め心が少し軽くなったのです。
涼太も隣でそっと千夏の手を握り支え続けました。
その後千夏は屋上へ向かい外の空を見上げました。
かつて自分が命を絶とうとした場所を思い出したのです。
同じ病で悩む人たちに生きてほしいと強く願いました。
胸の奥にあたたかい光がゆっくり広がっていきました。
入院生活を続ける中ある日突然足の震えが消えました。
周囲の景色も怖くなくなり心が澄んでいったのです。
千夏は涼太にその変化を伝え感謝の気持ちを伝えました。
やがて生理も戻り退院の日を迎え翼と抱き合いました。
終
【妊娠したら死にたくなった 産褥期精神病】漫画情報
電子書籍、紙書籍にて「妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~」を読んでくださった読者様へ。心からの感謝を込めて☺️🙏💕
逃げ場のない周産期特有の苦しみの最中にいるお母さんが、一人として取りこぼされることなく救われる世の中になりますように。女性の〝揺らぎ〟がより周知されますように。 pic.twitter.com/9Q6ApUEqAz
— 橘ちなつ 『妊娠したら死にたくなった〜産褥期精神病〜』コミックス発売中 (@amata_nathu) August 1, 2024
作品名 | 妊娠したら死にたくなった 産褥期精神病 |
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作家 | 橘ちなつ |
出版社 | BBコミック |
最愛の人と結ばれ、ふたりの愛の結晶を授かる。それはとてもステキなことで、幸せの象徴であり憧れの対象だった。そして努力の甲斐あって念願の妊娠。自分も家庭を持ちこれから親子3人の幸せな生活が待っている――――はずだったのに。どうして私は精神病院に入院しているんだろう…? 勝手に動き出す足、突然やってくるナゾの恐怖感、死への衝動…、妊娠を契機に始まる数々の体の不調。マタニティーブルーではとても説明できない原因不明の症状に翻弄された作者が、実体験を元に描く驚愕のストーリー!!
引用元:めちゃコミック