この記事では、【寧々の結婚 望まれぬ花嫁は幸せを願う】漫画1~10話を読んだあらすじ感想をまとめました。※ネタバレ注意
【寧々の結婚 望まれぬ花嫁は幸せを願う】1~10話あらすじ感想※ネタバレ注意
【寧々の結婚 望まれぬ花嫁は幸せを願う】漫画を、実際に読んだ感想を中心にストーリーの魅力をまとめていきます。
印象的な展開や見どころを語っていきますが、物語の内容についても触れますので「絶対にネタバレを知りたくない!」という方はご注意くださいね。
物語の流れやキャラクターの心情もできるだけわかりやすくまとめていきます。
【寧々の結婚】1話(1-1)あらすじ感想※ネタバレ注意
寧々と妹の小梅子は、慎ましく貧しい暮らしをしています。
両親を亡くしてからというもの、寧々は自分を犠牲にして働き、小梅子にだけは幸せな人生を送ってほしいと願っています。
借金を返すために、寧々は日々忙しく奉公に出ています。
一方、小梅子は学業を続けており、少しでも良い縁談につながるよう努力している様子。
姉として寧々は陰で支えることを選んでいました。
奉公先での寧々の立場はとても弱いものです。
屋敷に住む千代子からは、理不尽な冷遇と嫌がらせを受けています。
千代子は元は寧々のいとこですが、今ではその立場が完全に逆転していました。
千代子は寧々を傷つけることで、自分の優位を実感しているように見えます。
それでも寧々は耐え、小梅子の幸せだけを願い続けています。
読んでいて、寧々が報われる未来が来てほしいと心から思える展開でした。
【寧々の結婚】2話(1-2)あらすじ感想※ネタバレ注意
借金返済のために質屋を訪れていた寧々。
そこで彼女は、どこか懐かしい香りをまとった不思議な男性と出会います。
物腰が柔らかく、どことなく育ちの良さを感じさせる雰囲気の男性でした。
質屋の店主が持て余していた西洋の道具を、寧々は迷いなく手に取ります。
使い方を知っていると説明し、道具に書かれた英語まで自然に読みこなして見せました。
その姿を見て、男性は彼女に強く興味を抱きます。
英語が読めることをひけらかすのではなく、控えめに対応した寧々。
普通の女性とは違うと感じたその男性は、寧々にある仕事を依頼します。
そして、人気のない街はずれの家へと寧々を案内するのでした。
依頼内容は、家に保管された大量の本の整理。
意外な仕事に戸惑いながらも、寧々は引き受けます。
一体この男性は何者なのか?
彼との出会いが、寧々の人生を大きく動かし始める予感が漂います。
【寧々の結婚】3話(1-3)あらすじ感想※ネタバレ注意
寧々は、街はずれの家で本の整理を任されました。
気配りのある丁寧な仕事ぶりに、依頼主の男性・馨は感謝の言葉をかけます。
初めて「ありがとう」と言われた寧々は、思わず涙ぐんでしまいました。
馨は正式に雇いたいと申し出ますが、寧々は今の奉公先に恩があると断ります。
彼女の律儀さに、馨は「今日は諦める」と言い残して報酬を手渡しました。
「今日は」という言葉に、馨の本音がにじんでいたようにも思えました。
その夜、寧々と妹の小梅子は千代子に誘われ、夜会へ参加します。
初めての場に緊張していた小梅子に、千代子はわざと高価な壺を壊させ、責任を押し付けました。
弁償のために身売りを求める千代子に、場の空気は凍りつきます。
当然ながら、寧々は小梅子を守ろうと焦ります。
そこへ、タイミング良く馨が登場。
彼の姿に周囲の空気は一変しました。
この出会いが、姉妹の運命を大きく変える予感がします。
【寧々の結婚】4話(2-1)あらすじ感想※ネタバレ注意
夜会の会場に馨(※鮫島財閥の跡取り息子)が現れた瞬間、千代子の目が輝きました。
彼の一挙手一投足に夢中になり、完全に心を奪われてしまったようです。
その一方で、寧々には「壺の代金400万円を払え」と小声で冷たく言い放ちます。
千代子は寧々たちを先に帰らせ、自分は馨との会話に夢中になります。
どうにかして近づこうとする必死な姿が痛々しくもありました。
しかし、馨はそんな千代子の気配を軽くかわして場を離れます。
実は馨がこの夜会に出席したのには特別な理由がありました。
それは、どうしても気になる寧々のことをもっと知りたかったからです。
普段は顔を出さない夜会に、あえて足を運んでいたのです。
その帰り道、秘書の山本が馨に耳打ちします。
なんと、馨の母親がまた何か良からぬことを企てているというのです。
今後、馨と寧々にどんな波乱が待ち受けているのか、ますます目が離せません。
スポンサーリンク
【寧々の結婚】5話(2-2)あらすじ感想※ネタバレ注意
翌朝、寧々は小梅子を守るために動き出します。
壺の弁償金をどうにか返そうと、いくつもの質屋をまわりました。
けれど、どこへ行っても門前払いを受けてしまいます。
その理由は、寧々に関する悪い噂でした。
「借金を踏み倒す気だ」とか「盗品を持ち込んでいる」などと根も葉もない話が広まっていたのです。
そのせいで、どの店もお金を貸してくれません。
寧々が絶望していたとき、行きつけの質屋の主人が声をかけてきました。
寧々に金を貸すよう依頼した人物がいるとのことでした。
しかも、その人物はこれまでの借金もすべて肩代わりしてくれるというのです。
ただし、条件は「ある男性との子作り」でした。
突然すぎる話に寧々は戸惑います。
姉として、小梅子を救いたい。
でも、人として譲れないものもある。
寧々の決断が問われる、衝撃的な展開となっています。
【寧々の結婚】6話(2-3)あらすじ感想※ネタバレ注意
寧々は、小梅子を守るために子作り契約を受け入れる決意をしました。
妹が身売りで苦しむくらいなら、自分が犠牲になった方がいい。
そう考え、質屋の店主と正式に契約を交わすことにします。
契約の相手は、馨(※鮫島財閥の跡取り息子)でした。
さらに契約には条件があり、1年以内に子ができなければ契約違反。
誰かに内容を漏らしても違反扱いとなり、小梅子が連れていかれるという厳しいものでした。
そのころ馨は、寧々が奉公している虎次郎の存在を調べていました。
千代子との縁談を持ち出されるのではと警戒していた馨。
寧々を雇うにはどうすればいいか、真剣に考えていたのです。
そこへ寧々が現れ、「私はあなたと子作りしなければなりません」と告げます。
馨は驚きながらも、これは母の仕業かと察します。
そして「お手並み拝見しよう」と微笑みました。
波乱の幕が、いよいよ本格的に開きます。
【寧々の結婚】7話(3-1)あらすじ感想※ネタバレ注意
寧々は、馨(※鮫島財閥の跡取り息子)に真っ直ぐ気持ちを伝えました。
契約のことを隠せず、「あなたと子を作らねばならないんです」と話したのです。
それでも契約内容の詳細までは語ることができませんでした。
馨は驚きながらも、その大胆な告白を受け入れます。
そして「俺をその気にさせてみろ」と微笑み、寧々を試すような言葉をかけました。
動揺しつつも、寧々は「頑張ってみます」と真顔で返します。
その後、馨は寧々に一つお願いをします。
破れてしまった西洋ドレスの修復を依頼したのです。
それは商談にも関わる大切な品で、どうしても元通りにしたいものでした。
寧々は戸惑いながらも引き受ける決意をします。
裁縫は亡き母の得意分野で、自分も教わっていたからです。
「夜に伺います」と答えた寧々に、馨は「いつまでも待つよ」と優しく告げました。
その一言に、寧々の胸は大きく高鳴ったのでした。
【寧々の結婚】8話(3-2)あらすじ感想※ネタバレ注意
寧々は、突然お金を用意できた理由を小梅子に話すことはできません。
代わりに、「お仕事の手伝いがあるから遅くなる」と伝えます。
小梅子は不安になり、「私が代わりに働く」と申し出ました。
でも寧々は、学校に行くのは亡き母の願いだったと語ります。
だからこそ、小梅子には夢を叶えてほしいと強く訴えるのでした。
姉妹の絆と寧々の思いやりが胸を打ちます。
一方、馨(※鮫島財閥の跡取り息子)は、母・正子の策略に気づき始めます。
壊されたドレスも、寧々との子作り契約も、全て正子の仕業だと知ります。
それでも馨は「大丈夫だ」と言い、どこか楽しげな様子でした。
秘書の山本は寧々を警戒しますが、馨は動じません。
さらに、正子が虎次郎と千代子を晩餐に招いていることも判明します。
寧々と千代子が再び交わる場面が訪れそうで、緊張感が高まります。
【寧々の結婚】9話(3-3)あらすじ感想※ネタバレ注意
千代子は新しい服を見せびらかし、寧々に優越感をぶつけてきました。
「あなたは幸せになれない」とマウントを取り、玄関先で嫌味を連発します。
使用人として働く寧々と自分を比べて、勝ち誇った気分で出かけていきました。
しかし、楽しみにしていた馨(※鮫島財閥の跡取り息子)との晩餐は不参加に。
代わりに母・正子との“秘密の話”をすることになり、千代子は不満げでした。
千代子の期待が裏切られた形になり、空気が微妙に揺れます。
一方の寧々は、馨の屋敷でドレスの修復に取り組んでいました。
針仕事には自信があるはずの寧々ですが、至近距離で見つめてくる馨に動揺。
「少し離れて見てほしい」とお願いするも、馨は意地悪に迫ってきます。
「子を成すことが目的だろう?」と聞きながら、寧々の手を取り距離を詰める馨。
さらに「お前の色香を試してみてはどうだ?」と囁き、寧々を翻弄します。
まさに、強引すぎる距離感。
馨の真意も気になりますが、寧々の心の揺れが一層鮮明に描かれた回でした。
スポンサーリンク
【寧々の結婚】10話(4-1)あらすじ感想※ネタバレ注意
馨(※鮫島財閥の跡取り息子)は寧々に強く迫ります。
「お前の色香を試してみてはどうだ?」と囁き、寧々を押し倒しました。
その言葉に寧々は顔を真っ赤にし、体がこわばって動けなくなります。
寧々には「子作り契約」という秘密があります。
借金返済のため、馨との間に子を成す約束を交わしていたのです。
しかしその事実が馨に知られたら、契約違反になってしまう恐れがありました。
馨は寧々の反応を見て、「本当に子が欲しいようには見えない」と言います。
まるで誰かに命じられているのでは、と問いかけられ、寧々は動揺。
妹・小梅子の未来のためにも、真実は話せないと心で葛藤します。
それでも寧々は覚悟を決め、「あなたと子を成したいです」と伝えます。
着物を脱ぎながら、自分の意志であると必死に訴える姿が印象的でした。
自己犠牲の強さと覚悟を持つ寧々に、胸が締めつけられる展開です。
▼次回はこちら
>>【寧々の結婚】漫画11~20話あらすじ感想※ネタバレ注意
【寧々の結婚 望まれぬ花嫁は幸せを願う】漫画情報
妹のために、子を成す契約を結んだ——
「こづくり契約」から始まる、主従関係と静かな恋。『寧々の結婚~望まれぬ花嫁は幸せを願う~』
第一章クライマックス前に、紹介漫画を描きました✏
(1/3) pic.twitter.com/JK4RoKzveD— 金森ケイタ (@k__keita) May 4, 2025
作品名 | 寧々の結婚 望まれぬ花嫁は幸せを願う |
---|---|
作家 | 金森ケイタ |
出版社 | 双葉社 |
もともとは財閥の娘であったが、いまや両親の遺した借金の返済に追われる奥村寧々(おくむらねね)。彼女は、妹の小梅子(こうめこ)を高等女学校に行かせたい、その一心で身を粉にして働いていた。しかし、それをいとこの千代子(ちよこ)は快く思わない…。没落したというのに、健気に強く生きる寧々が憎らしくてたまらないのだ。そんなある日、小梅子は千代子の謀略にハマり、多額の借金を背負わされる。しかも翌日に弁済できなければ〝身売り〟を迫られる緊急事態。寧々は、お金を借りようと方々の質屋を廻るが―――その反応は、絶望的なものであった…。しかし、窮地に追い込まれた寧々のもとに〝お金を貸してもいい〟との申し出が入る。ただその条件は―――「名も知れぬ男との間に、子をもうける」という信じがたいものだった―――。結婚に希望を見いだせない二人が紡ぐ、〝不器用な〟溺愛ラブストーリーをご堪能ください!
引用元:めちゃコミック