この記事では、【妊娠したら死にたくなった 産褥期精神病】漫画1~10話を読んだあらすじ感想をまとめました。※ネタバレ注意
【妊娠したら死にたくなった 産褥期精神病】1~10話あらすじ感想※ネタバレ注意
【妊娠したら死にたくなった 産褥期精神病】漫画を、実際に読んだ感想を中心にストーリーの魅力をまとめていきます。
印象的な展開や見どころを語っていきますが、物語の内容についても触れますので「絶対にネタバレを知りたくない!」という方はご注意くださいね。
物語の流れやキャラクターの心情もできるだけわかりやすくまとめていきます。
>>【妊娠したら死にたくなった】漫画全話あらすじ感想まとめ※ネタバレ注意
【妊娠したら死にたくなった】1話あらすじ感想※ネタバレ注意
千夏は街で見かけた妊娠中の女性を幸せそうだと見つめました。
自分も子どもを産めば笑顔あふれる日が来ると信じました。
けれど待っていたのは四肢を縛られ苦しむ暗い日々でした。
その恐ろしい運命が動き出す一年前の出来事でした。
千夏は夫の涼太と寄り添い温かな毎日を過ごしていました。
漫画家として励む彼女はうつ病を抱え薬に頼る時もありました。
少しずつ薬が減り笑顔が戻る瞬間に胸が弾みました。
そして妊娠を告げたとき涼太は驚きながらも優しく喜びました。
【妊娠したら死にたくなった】2話あらすじ感想※ネタバレ注意
妊娠した千夏に現れたのは体をゆさぶるつわりの苦しみでした。
吐き気に耐える日々でもお腹の赤ちゃんが元気に動く姿に励まされました。
安定期に入っても症状はおさまらず涼太の前で弱音をこぼしてしまいます。
心配した二人は大きな病院で入院する決意を固めました。
病院での毎日は楽しいだけでなく少しずつ食事が取れる喜びもありました。
点滴に頼らず過ごせるようになり千夏の顔に安らぎが広がります。
医師から退院の言葉をもらった瞬間胸いっぱいの安堵がこみ上げました。
こうして二人は新しい日常へ歩みを進めていったのです。
【妊娠したら死にたくなった】3話あらすじ感想※ネタバレ注意
体調が落ち着いた千夏は母と一緒に服を選ぶ余裕を取り戻しました。
母は妊娠に苦労した分たくさんの愛を注いでくれ、千夏の胸に温かさを残します。
その姿に千夏は自分も同じ母になりたいと強く心に誓います。
けれど朝食の最中に理由もなく涙があふれ胸がざわめいたのです。
涙はその後も止まらずついに涼太に知られてしまいます。
足が震え不安を吐き出した千夏は実家へ預けられることになりました。
しかし心の奥が暴れ赤ちゃんをいらないと口走るほど苦しみます。
涼太が病院へ連れて行こうとした時千夏は外に飛び出し車にひかれかけました。
【妊娠したら死にたくなった】4話あらすじ感想※ネタバレ注意
車にひかれそうになった千夏を涼太が間一髪で抱きとめ最悪を防ぎました。
この出来事から千夏は再び病院に入り母子を守るため早めの出産を選びます。
自分の都合で赤ちゃんを早く産むことに千夏は涙で謝り続けます。
胸の奥からあふれる声で小さな命に何度もごめんと伝えたのです。
ついに出産の日が訪れ千夏は力を振り絞り男の子を迎え入れました。
赤ちゃんは翼と名づけられその名に希望が広がります。
千夏は順調に回復しましたが、腕に翼を抱いた瞬間ふいに体が震えました。
その夜、足が勝手に動き出し不思議な感覚が体を走ったのです。
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【妊娠したら死にたくなった】5話あらすじ感想※ネタバレ注意
精神科医の宇田川が訪れ足の震えは薬で抑えられるが母乳は与えられなくなると伝えました。
千夏は自分の体を優先し迷いながらも薬をお願いする決意を固めます。
その後実家に戻った千夏は翼のおもちゃを見た瞬間また震えがこみ上げてきました。
恐怖におびえる姿に涼太も胸を締めつけられ心が揺れたのです。
何もかもが怖くなる千夏を支えようと涼太は会社に長い休みを願い出ます。
両親もどう助ければよいか頭を抱え苦しい日が続きました。
涼太が宇田川に状況を伝えると希死念慮の可能性があると静かに告げられます。
宇田川は閉鎖病棟のある病院への入院をそっと勧めたのです。
【妊娠したら死にたくなった】6話あらすじ感想※ネタバレ注意
千夏は入院しても症状が治まらず涼太が声をかけても心は荒れたままでした。
強い薬を飲んでも落ち着かず医師たちの冷たい対応に不安が広がります。
自分の病気を知ろうと宇田川に問い詰めると精神的な障害だと説明されました。
さらに宇田川は千夏の心に問題があるかもしれないと告げたのです。
人格が壊れているのかと考えた千夏は元の生活に戻れるのか胸を震わせます。
何とかしなければと自分に言い聞かせ廊下を歩き外の空気を求めました。
足は自然に進み白い壁の向こうを確かめようとします。
その姿には出口を探す切実な思いがにじんでいたのです。
【妊娠したら死にたくなった】7話あらすじ感想※ネタバレ注意
千夏はドラマの主題歌を耳にした途端体調を崩し命を絶とうとするほど追い込まれました。
他の患者もそれぞれ異なる症状を抱えまともに休める環境ではありません。
千夏は耐えきれず勝手に退院しようと荷物をまとめようとします。
しかし看護師に見つかり暴れ出した彼女は多くの人に押さえ込まれたのです。
宇田川はその様子を見てついに特別な手段を使う決断を固めます。
やがて涼太が見舞いに訪れ千夏に投与されている薬を目にしました。
思いもよらぬ薬の強さに涼太は息をのみ言葉を失います。
彼の胸に走った衝撃が病室に重い空気を残したのです。
【妊娠したら死にたくなった】8話あらすじ感想※ネタバレ注意
千夏に使われている薬は幻覚を抑えるほど強く副作用で心を奪う危険がありました。
そのせいで涼太を見ても夫とはわからず大切な人という感覚だけが残ります。
看護師が翼を連れてきた時千夏は迷わず嫌いと口にしました。
涼太は胸を締めつけられここにいても母になれるのか不安が募ったのです。
やがて千夏の視力まで弱まり世界がぼやけて見えなくなります。
心が乱れた彼女は翼こそ全ての元凶だと思い込み恐怖に震えました。
涼太は何もできずそばでただ手を握り支え続けます。
病室には切ない沈黙が長く流れていったのです。
【妊娠したら死にたくなった】9話あらすじ感想※ネタバレ注意
涼太は千夏に代わり実家で翼の世話を続け仕事の時は母に託していました。
千夏は視力低下の原因となった薬をやめ少しずつ目が見えるようになります。
しかし心は癒えず翼を責めるだけでなく涼太まで悪く言い始めました。
涼太は症状のせいだと自分に言い聞かせ千夏を抱きしめたのです。
その腕の中で千夏はふと我に返り静かに息を整えます。
けれど涼太も育児と仕事で疲れが積もり体も心も限界に近づきました。
宇田川も原因をつかめず額にしわを寄せ考え込んでいます。
家族全員が出口を探しながら苦しい日々を歩き続けたのです。
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【妊娠したら死にたくなった】10話あらすじ感想※ネタバレ注意
千夏は前より体が落ち着き同じ患者のすすめもあって外泊を望みました。
涼太を説得し宇田川にも話した結果ついに外泊の許可が出ます。
千夏は実家へ向かい両親や涼太と語り合う時間に幸せを感じました。
翼を抱いたりミルクをあげたりしながら穏やかな笑顔を見せたのです。
けれど心の奥では子どもの世話が本当に幸せか迷いが渦巻きます。
あの病院より実家で暮らしたい思いを優先し、涼太を説得しました。
その願いを受け入れた涼太に導かれ千夏は退院の道を選びます。
こうして家族は新しい日常へ一歩を踏み出したのです。
▼次回はこちら
>>【妊娠したら死にたくなった】漫画11~20話あらすじ感想※ネタバレ注意
【妊娠したら死にたくなった 産褥期精神病】漫画情報
電子書籍、紙書籍にて「妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~」を読んでくださった読者様へ。心からの感謝を込めて☺️🙏💕
逃げ場のない周産期特有の苦しみの最中にいるお母さんが、一人として取りこぼされることなく救われる世の中になりますように。女性の〝揺らぎ〟がより周知されますように。 pic.twitter.com/9Q6ApUEqAz
— 橘ちなつ 『妊娠したら死にたくなった〜産褥期精神病〜』コミックス発売中 (@amata_nathu) August 1, 2024
作品名 | 妊娠したら死にたくなった 産褥期精神病 |
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作家 | 橘ちなつ |
出版社 | BBコミック |
最愛の人と結ばれ、ふたりの愛の結晶を授かる。それはとてもステキなことで、幸せの象徴であり憧れの対象だった。そして努力の甲斐あって念願の妊娠。自分も家庭を持ちこれから親子3人の幸せな生活が待っている――――はずだったのに。どうして私は精神病院に入院しているんだろう…? 勝手に動き出す足、突然やってくるナゾの恐怖感、死への衝動…、妊娠を契機に始まる数々の体の不調。マタニティーブルーではとても説明できない原因不明の症状に翻弄された作者が、実体験を元に描く驚愕のストーリー!!
引用元:めちゃコミック