この記事では、【朧の花嫁 かりそめの婚約は、青く、甘く】漫画51~60話を読んだあらすじ感想をまとめました。※ネタバレ注意
【朧の花嫁 かりそめの婚約は、青く、甘く】51~60話あらすじ感想※ネタバレ注意
【朧の花嫁 かりそめの婚約は、青く、甘く】漫画を、実際に読んだ感想を中心にストーリーの魅力をまとめていきます。
印象的な展開や見どころを語っていきますが、物語の内容についても触れますので「絶対にネタバレを知りたくない!」という方はご注意くださいね。
物語の流れやキャラクターの心情もできるだけわかりやすくまとめていきます。
▼前回はこちら
>>【朧の花嫁】漫画41~50話あらすじ感想※ネタバレ注意
【朧の花嫁】51話あらすじ感想※ネタバレ注意
清子は森田夫人と東山夫人からお祝いの言葉をかけられました。
しかし妊娠は事実ではないと否定し、2人はじゃあ、弓子さん(朔弥の母)の勘違いだろうと笑いました。
けれど弓子が出産準備を進めていることは本当で、清子は困惑します。
笑い話では済まされず、不安が募るばかりでした。
夜になり、清子は哲嗣(朔弥の弟)に相談しました。
突然の話に哲嗣も驚き、深刻な表情を浮かべます。
翌日、哲嗣は父親のもとを訪れ事実確認をしました。
父親は「朔弥が静江(朔弥の世話係)を妊娠させた」と認め、苛立ちを隠しませんでした。
哲嗣は急ぎ札幌へ向かい、朔弥と近藤(朔弥の秘書)に会いました。
近藤は代わりに事情を説明し、手術後に苦しむ朔弥を静江が看病した時、関係が生まれたと告げます。
しかし朔弥は薬の影響で覚えていないと言いました。
最初から静江が仕組んだ可能性も否めませんでした。
静江が妊娠しているのは本当か、疑問は残ります。
弓子が静江を連れて来なければ、こんな問題は起きませんでした。
朔弥が苦しむ中で出産用品を用意する弓子の行動にも違和感しかありません。
真相はまだ闇の中ですが、清子の心が壊れないことを願いたいです。
【朧の花嫁】52話あらすじ感想※ネタバレ注意
朔弥は静江のお腹の子について「責任は取るが会うことはない」と話しました。
その言葉に哲嗣は激しく反発し、すぐ清子に伝えるべきだと訴えます。
しかし朔弥は「少し時間が欲しい」と答え、煮え切らない態度を見せました。
耐えきれなくなった哲嗣は苛立ちを抑えられず部屋を出て行きました。
廊下で弓子と会った哲嗣は「これでよかったのか」と問いかけます。
弓子は「静江の方が朔弥にふさわしい」と答え、笑みを浮かべました。
清子への拒絶を隠そうともしない弓子の態度は冷酷でした。
その言葉に哲嗣は強い疑念を抱きながら帰宅しました。
家に戻った哲嗣は清子と瀧川(朔弥の使用人)に全てを話しました。
清子は衝撃に耐えられず気を失い、ソファーに横たわります。
目を覚ました時、哲嗣が傍で眠っている姿に清子は涙しました。
優しさに触れた清子は「朔弥に好きな人ができた」と思い込み、再び泣き崩れました。
翌朝、哲嗣は頭を下げ「兄上を許してやって欲しい」と訴えました。
清子は「すぐには決められない」と答え、考える時間を求めます。
一方、近藤は旅館で静江が誰かと口論する場面を目撃しました。
その相手が内藤(ライバル会社の社長)かもしれず、新たな陰謀の気配が漂っていました。
【朧の花嫁】53話あらすじ感想※ネタバレ注意
清子と哲嗣は札幌へ向かい、朔弥に会うために出かけました。
その夜、パーティー会場で朔弥は弓子と共に人々へ挨拶していました。
清子の後ろ姿を見つけ声をかけたものの、化粧で痣が隠れていて気づけません。
名乗り出られない清子の胸は張り裂けそうに痛んでいました。
やがて朔弥が倒れかけ、清子は慌てて椅子へ座らせます。
痩せ細った朔弥を見て清子は心配そうに眉を寄せました。
その場に現れた哲嗣に、清子は首を振って正体を隠します。
朔弥は助けてくれた女性へ一礼し、清子に気づかぬまま去って行きました。
残された清子は堪えきれず涙をこぼしました。
その涙を黙って受け止めたのは哲嗣の温かな抱擁でした。
無言で寄り添う姿に、清子は胸の奥が温かくなります。
この瞬間だけが心の支えとなり、救われる思いでした。
やがて清子は涙を拭き、哲嗣にお礼を告げました。
そして「決心した」と微笑みながら強い眼差しを向けます。
その笑顔に哲嗣は、清子が身を引く決意をしたと悟りました。
しかし、この選択は弓子と静江の思惑通りになる危険も潜んでいました。
【朧の花嫁】54話あらすじ感想※ネタバレ注意
パーティー会場を出ようとした清子と哲嗣は、内藤に声をかけられてしまいました。
哲嗣は冷静に会話を切り上げて清子を連れ出します。
その直後、包丁を持った男が現れ哲嗣は咄嗟に清子を庇いました。
男は内藤を刺し「昌江はどこだ」と叫び取り乱していました。
やがて廉太郎(礼司の友人)が駆けつけ、男は取り押さえられました。
哲嗣は軽い傷で済み、清子も無事で胸を撫で下ろしました。
騒動が落ち着くと哲嗣は「朔弥を連れて帰る」と清子に約束しました。
その言葉には強い決意がにじみ、頼もしさを感じました。
清子は廉太郎と共に汽車で函館へ戻りました。
道中、廉太郎は亡き妻の話をしながら清子を気遣います。
さらに「時には自分に素直になって」と優しく助言しました。
清子は静江のお腹の子を案じながらも、その言葉に胸を揺らしていました。
翌朝、札幌の朔弥は近藤に「清子が会場にいた気がした」と漏らします。
しかし静江の存在が心に重くのしかかり、迷いを断ち切れません。
清子を想う気持ちはありながらも一歩踏み出せない姿に苛立ちます。
そろそろ朔弥には覚悟を決めて欲しいと強く感じました。
スポンサーリンク
【朧の花嫁】55話あらすじ感想※ネタバレ注意
廉太郎の過去を聞いた清子は、自分もいつか前を向けるのかと考えていました。
辛い出来事があっても生きていくしかない、その思いが胸に刺さります。
それでも清子の心には不安が残り、涙をこらえきれませんでした。
読んでいて切なくなり、清子の強さにまた感動しました。
一方、朔弥と哲嗣、近藤は内藤を刺した犯人について話していました。
犯人は鈴木という男で、妻の昌江が行方不明になったといいます。
内藤が取り合わなかったことに逆上し、鈴木は刃を向けました。
しかし昌江の行方は依然として不明で、真相は闇に包まれています。
また、静江が内藤の部下と会っていたことも明らかになりました。
朔弥は静江を疑い、真実を突き止める決意を固めます。
けれど清子に会って謝るべきでは?と疑問も残りました。
優先順位を間違えているようで、読んでいてもどかしかったです。
その後、朔弥は静江が密会する旅館へ向かいました。
部屋の中で静江は男に「無事に子供を産んで金を受け取れたら」と語ります。
その会話を朔弥が廊下で聞き、衝撃を受けていました。
どうやら静江のお腹の子は朔弥の子ではなさそうで、真実が近づいてきました。
【朧の花嫁】56話あらすじ感想※ネタバレ注意
朔弥は静江から衝撃の真相を聞かされました。
彼女は鈴木の妻で、妊娠を機に暴力を受け逃げてきたと語ります。
弓子の手紙を頼りに現れ、内藤からも脅されていたそうです。
お腹の子は朔弥の子ではなく、鈴木との子供でした。
静江の必死さは伝わりましたが、嘘で清子を苦しめた事実は消えません。
朔弥は大金を渡し、鈴木と離れるように助言しました。
妊婦を思いやる優しさは立派ですが、少し甘い気もしました。
それでも最後まで静江を気遣う姿は朔弥らしかったです。
帰宅した朔弥は、哲嗣と近藤に全てを打ち明けました。
そして後の対応を哲嗣に任せ、近藤と函館に戻ることを決意します。
部屋を出る前、弓子には「子を大切にせよ」とだけ告げました。
騙されても優しさを忘れない朔弥に胸が熱くなりました。
一方その頃、清子はお寺を訪れ和津(寺の奥方)に会っていました。
朔弥の目が見えるようになったことを報告し、共に涙します。
しかしその後、清子は別れの挨拶をして立ち去ろうとしました。
何も知らない清子は、身を引く決意を固めていたのです。
【朧の花嫁】57話あらすじ感想※ネタバレ注意
清子は手紙と指輪を残し、瀧川に別れを告げました。
瀧川は「朔弥様と話してからでも」と必死に止めます。
それでも清子は決意を変えず、静かに微笑んでいました。
優しさが裏目に出る切ない場面でしたよね。
清子はこれまでの感謝を瀧川に伝え、抱き合って別れを惜しみました。
瀧川も涙を流し、2人の絆の深さが胸に迫ります。
手紙には朔弥や岩倉家への感謝が丁寧に綴られていました。
朔弥との出会いが清子を変えたことが伝わります。
その後、道を歩いていた清子を源(配達員)が追いかけてきました。
源はメアリー(通訳)を連れて来て、清子に別れを告げさせます。
メアリーは清子の本音を聞き、涙を堪えて抱きしめました。
悲しいけれど、清子の強い想いに納得するしかありません。
一方その頃、朔弥と近藤は函館駅に到着しました。
しかしホームは騒がしく、大火事が起きていると知ります。
やっと清子の元へ帰れるはずが、新たな試練が待っていました。
清子不在を知った朔弥がどう動くのか、次回が気になります。
【朧の花嫁】58話あらすじ感想※ネタバレ注意
大火事を知った朔弥は、必死に家へと駆け出しました。
もし清子が巻き込まれていたらと焦燥感で胸がいっぱいでした。
しかし瀧川と合流し、清子が家を出たと聞き衝撃を受けます。
さらに残されたはずの手紙も燃えてしまい、呆然としました。
会社に戻った朔弥は近藤に清子が出て行ったことを話しました。
近藤も驚き、2人で清子の行方を案じます。
その後、病院で怪我人の名簿を確認しましたが清子の名はなし。
胸を撫で下ろしつつも、自分の不甲斐なさを悔いていました。
静江の件で清子を放置したこと、何も説明しなかったこと。
朔弥は後悔の言葉を繰り返しましたが、もう遅いのです。
清子が出ていったのは自然な流れで、彼の自業自得でした。
過去は戻らないと知り、今できることを決意する姿がありました。
一方その頃、清子は船に乗り込んでいました。
函館を離れる彼女の横顔には吹っ切れた表情が浮かびます。
どこへ向かうのかはまだ不明ですが、強さを感じました。
清子の決断力と行動力に、女性の逞しさを改めて思い知ります。
▼次回はこちら
>>【朧の花嫁】漫画61~70話あらすじ感想※ネタバレ注意
【朧の花嫁 かりそめの婚約は、青く、甘く】漫画情報
🌸朧の花嫁 四巻🌸8月12日発売予定です㊗️表紙は鴉羽凛燈先生です✨#みちふむ#朧の花嫁#めちゃコミックhttps://t.co/IAu6i96TAK pic.twitter.com/kRj0KBUhIJ
— みちふむ (@mitifumu) July 27, 2025
作品名 | 朧の花嫁 かりそめの婚約は、青く、甘く |
---|---|
作家 | いなせ多希,みちふむ |
出版社 | めちゃコミックオリジナル |
時は大正。元華族 伊知地家の長女である清子は、器量良しだが顔に痣があることを理由に妹と比べられ、家族から使用人のような扱いを受けていた。運命を変えたい一心でお見合いに向かうが、相手の朔弥は目が見えなくて──…!?※本作品は小説投稿サイト「エブリスタ」で人気の「朧の花嫁」のコミカライズです。
引用元:めちゃコミック