この記事では、【寧々の結婚 望まれぬ花嫁は幸せを願う】漫画11~20話を読んだあらすじ感想をまとめました。※ネタバレ注意
【寧々の結婚 望まれぬ花嫁は幸せを願う】11~20話あらすじ感想※ネタバレ注意
【寧々の結婚 望まれぬ花嫁は幸せを願う】漫画を、実際に読んだ感想を中心にストーリーの魅力をまとめていきます。
印象的な展開や見どころを語っていきますが、物語の内容についても触れますので「絶対にネタバレを知りたくない!」という方はご注意くださいね。
物語の流れやキャラクターの心情もできるだけわかりやすくまとめていきます。
▼前回はこちら
>>【寧々の結婚】漫画1~10話あらすじ感想※ネタバレ注意
【寧々の結婚】11話(4-2)あらすじ感想※ネタバレ注意
寧々は着物を脱ぎながら、小梅子のことを考えていました。
借金を返すために自分が体を差し出すことに、小梅子は怒るかもしれない。
それでも、守るのは自分しかいないと涙を流します。
そのとき馨(※鮫島財閥の跡取り息子)は、「もうよい、着物を着ろ」と告げます。
寧々の張りつめた表情に、馨は気持ちが冷めてしまったのです。
「その顔では抱く気になれない」とまで言われてしまいました。
謝罪しながらも、寧々は「機会をいただいたのに…」と悔やみます。
どうにかしてもう一度機会をもらおうと、なんと土下座までして懇願。
その姿に馨も複雑な気持ちを抱き、「放っておけない」と心の中でつぶやきました。
そして馨は、「芸者の誘い方を教えてやる」と伝えます。
ただし、それには“ある条件”が必要だとも告げました。
恋心とは違う、でも気になる存在。
そんな感情が馨の中で少しずつ芽生えているのかもしれません。
【寧々の結婚】12話(4-3)あらすじ感想※ネタバレ注意
馨は寧々に、男を誘う術として芸者の技を学ぶよう提案します。
美しい所作や愛嬌を身につけることで、男性を自然に惹きつける力を得るためでした。
賃金も用意すると話しますが、寧々には別の事情がありました。
寧々は千代子の家に直接雇われている立場です。
そのため、馨のもとで正式に働くことはできないと説明しました。
ですが夜の間だけ給与なしで芸者の修行をしたいと申し出ると、馨はそれを受け入れました。
一方で、質屋ではとんでもない動きが起きていました。
なんと虎次郎(千代子の父)が寧々の子作り契約書を買い取っていたのです。
「奥村家の繁栄のため」と語りながら、虎次郎は自らの計画を進めていました。
寧々はそんな裏事情を知らないまま、笑顔の練習に励んでいました。
馨に口角を持ち上げられ、恥ずかしさに顔を赤らめながらも必死に笑おうとします。
その純粋さが馨の心を少しずつ動かし始めているようにも感じられました。
【寧々の結婚】13話(5-1)あらすじ感想※ネタバレ注意
馨は寧々を芸者の店に連れていきました。
そこには美しく気品のある芸者たちが集まっており、寧々は圧倒されます。
その場に現れたのが、売れっ子芸者の小蝶でした。
小蝶は馨から事情を聞き、寧々の指導を引き受けてくれます。
笑顔の作り方すら上手くできない寧々に、小蝶は優しく声をかけます。
寧々は小蝶のような笑顔に憧れ、ぜひ教えてほしいと頭を下げました。
小蝶は「一肌脱ぎましょう」と快く承諾。
そのあと、馨に「うちに頼ったんやから、2人きりにして」と伝えます。
無理やり部屋を追い出される馨は、やや複雑な表情を見せていました。
部屋に残った寧々は、小蝶と本格的な指導が始まるのを前に緊張します。
一方で小蝶は、馨の寧々への特別な対応を見て何かを感じ取っていました。
新たな関係の始まりと寧々の変化に、期待が高まる回となりました。
【寧々の結婚】14話(5-2)あらすじ感想※ネタバレ注意
寧々は小蝶に連れられ、芸者としての基本を学び始めます。
まずは食事をしながら、馨との関係を尋ねられました。
寧々は「ただのお付きです」と答えますが、小蝶は納得がいきません。
馨は女性に興味を示さないことで有名でした。
そんな彼が自分を連れてきてくれたことに、寧々はただ感謝していました。
恩返しをしたいと語る寧々に、小蝶は拍子抜けしたような反応を見せます。
それでも小蝶は、会話の仕方や振る舞いなど芸者の作法を丁寧に指導します。
その後、寧々は化粧と着物で美しく変身しました。
自分でも信じられないほどの変貌に、思わず背筋が伸びる思いでした。
そして部屋に戻ってきた馨は、まるで別人のような寧々に驚きます。
小蝶は「おもてなしを楽しんでください」と微笑みました。
新たな一歩を踏み出した寧々が、どんな姿を見せるのか期待が膨らむ展開です。
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【寧々の結婚】15話(5-3)あらすじ感想※ネタバレ注意
寧々は小蝶の指導を受け、着物と化粧で美しく変身しました。
その姿に、馨は思わず目を奪われてしまいます。
気遣いのある所作に、馨はこれまでにない感情を抱いていました。
寧々は馨の好みに合わせ、お酒ではなくお茶を用意します。
「このお茶は格別に美味しい」と言われ、嬉しそうに微笑む寧々。
2人は穏やかな会話を交わし、以前よりも少し距離が縮まったようでした。
その様子を小蝶はこっそり覗き見しており、胸をときめかせていました。
一方その頃、千代子は帰り道に2人が並んで歩いている姿を目撃してしまいます。
驚きと嫉妬の混じった視線で、じっと2人を見つめていました。
そして千代子は、笑顔を浮かべながら寧々に近づいてきます。
「その状況、説明してくださる?」と優しく問いかけました。
しかしその手には、握り潰された絵葉書が握られていて…。
一触即発の空気が、静かに流れ始めていました。
【寧々の結婚】16話(6-1)あらすじ感想※ネタバレ注意
寧々と馨の2人が一緒にいるところを見てしまった千代子。
驚きと嫉妬で感情を抑えられなくなった千代子は、すぐにその場に割って入りました。
「今日は私と食事の約束をしていたはずよ」と、寧々を責めるように言い放ちます。
その時、冷静に言葉を発したのは馨でした。
「食事の約束などした覚えはない」と、あっさりと千代子の言葉を否定します。
さらに、千代子が寧々のことを「恥さらし」と罵ったのを聞いた馨は、毅然とした態度で言いました。
「だったら俺が引き取る」と、寧々のことを自ら引き受けると宣言したのです。
その言葉に、千代子はショックを隠しきれませんでした。
自分よりも寧々を選んだという事実が、何よりも許せなかったのです。
静かに笑みを浮かべながらも、手にしていた絵葉書をぐしゃりと握り潰した千代子。
その姿からは、内に秘めた怒りと執着が滲み出ていました。
寧々に対する千代子の敵意は、ますます強まっていきそうな気配です。
【寧々の結婚】17話(6-2)あらすじ感想※ネタバレ注意
千代子は馨に、寧々との件についてきちんと話がしたいと申し出ます。
晩餐会という名目で招待したいと提案すると、馨も了承しました。
寧々のことを気にかける馨は、奥村家の内情を確かめる狙いもあったようです。
その代わりに、馨は「今は忙しいから1週間寧々を預からせてほしい」と千代子に頼みました。
しぶしぶ納得する千代子でしたが、別れ際には寧々に皮肉混じりの忠告を残します。
「奥村家の顔に泥を塗らないように」と、いつものように嫌味を言わずにはいられません。
その後、馨と寧々は並んで歩きながら話をしました。
馨は寧々に「無能ではないし、3度も助けられた」と語り、これからも傍にいてほしいと伝えます。
その言葉に、寧々は心が温かくなり、自分の力を信じてみようと思うようになりました。
翌日、寧々は馨からもらった給金を手に感謝の気持ちを抱いていました。
母の形見を取り戻し、小梅子にも美味しい食事をさせてあげたいと考えます。
そんな時、小梅子が慌てて飛び込んできて、朝から素敵な男性が来てると大興奮。
寧々が玄関に出ると、そこには馨が立っていて…物語がまた動き出します。
【寧々の結婚】18話(6-3)あらすじ感想※ネタバレ注意
馨は秘書の山本に、寧々を付き人として紹介しました。
しかし、山本は最初から寧々に対して疑いの目を向けていました。
馨の周囲に近づく女性には何かしらの下心があることが多く、寧々もそのひとりだと思っていたのです。
ところが、山本が様子を見ていると、寧々に対して気遣いを見せる馨の姿に驚きます。
自分よりも他人に無関心なはずの馨が、こんなにも女性に優しくするなんて…。
その瞬間、山本は寧々が馨にとって特別な存在なのだと直感しました。
一方、馨と寧々が仕事の話をしていると、そこへ現れたのは馨の母・正子でした。
正子は寧々の存在に驚きつつも、表情は冷静で静かに「どなたですの?」と問いかけます。
馨は動揺しながらも、どう紹介すべきか悩む様子を見せていました。
山本はその場面も見ていて、馨の表情や態度の変化にさらに驚かされます。
そのあと、正子と寧々の初対面がどうなるのかは次回に持ち越しとなりました。
正子の登場によって物語は一気に緊張感を帯びてきました。
いよいよ物語の核心に近づいてきた気がしますね。
【寧々の結婚】19話(7-1)あらすじ感想※ネタバレ注意
馨(鮫島財閥の跡取り息子)は、母・正子に寧々を「付き人」と紹介しましたが、正子は寧々の素性を詮索しはじめます。
寧々が奥村家の出であり、しかも当主筋でないことが分かると、正子は遠回しに「身分が釣り合わない」と嫌味を口にしました。
それに対して馨は、毅然とした態度で寧々をかばいます。
「寧々は立派な付き人だ」と言い切った姿がとても頼もしく映りました。
そんな正子の突然の登場に、馨は疑問を抱きます。
というのも、港には重要な取り引きの予定もなかったからです。
「わざわざこのタイミングで現れたのは偶然ではないのでは…?」と警戒する馨。
母・正子が寧々に対して何かを仕掛けようとしている可能性が高まり、空気は緊張感を増していきました。
その後、馨と寧々はふたりで少し港を歩くことになります。
その道すがら、寧々は馨の母とのやり取りを思い返し、自分と千代子の父・虎次郎の関係と重ね合わせていました。
「これからは自分が支えになりたい」と、涙ぐみながら伝える寧々の姿に、馨は思わず微笑みを浮かべて応じます。
冗談を交えながらも、心が通じ合うような優しい時間が流れました。
寧々は、小蝶(芸者)に言われた言葉を思い出しながら、馨への気持ちを少しずつ自覚し始めているようです。
堅物だった馨も、寧々の前では自然と表情が緩む場面が多くなってきました。
このふたりの心の距離がどんどん近づいていく様子に、読者としても胸が高鳴ります。
次回、正子の動きが本格化しそうで目が離せません…!
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【寧々の結婚】20話(7-2)あらすじ感想※ネタバレ注意
正子が帰った直後、馨(鮫島財閥の跡取り息子)は重要なインド商人との取り引きに向かいます。
ところが現地で、商品の梱包方法を巡ってトラブルが発生。
インドの文化に不慣れな現場スタッフが、慣例と異なる方法で荷物を梱包していたため、商人たちは怒り心頭でした。
現場は緊迫した空気に包まれていました。
そんな中、寧々が過去の父から聞いた知識を思い出します。
インドでは贈り物を布で丁寧に包む文化があり、それが今回のトラブルの原因ではないかと推察。
その提案に驚いた馨は、すぐに山本秘書へ対応を指示し、現場は落ち着きを取り戻します。
寧々の機転と知識が、またしても大きな助けとなりました。
さらに寧々は、荷物のラベルが二重になっている点にも気づきます。
これは誰かの意図的な細工によって混乱が生じたのでは?と馨は疑念を抱きます。
そこへ、再び現れた正子。
「何かトラブルでもあったのかしら?」というタイミングの良すぎる登場に、馨は思わず「あなたが仕掛けたのか?」と詰め寄ります。
正子の態度や言葉から、今回のトラブルに何らかの関与があることは明らか。
実の息子に対してここまで干渉し、嫌がらせを行う正子の思惑とは一体何なのか。
一方で、寧々の存在が馨のビジネス面でも精神面でも確実に支えになっていることが明らかになった回でした。
このコンビがどんな困難にも立ち向かっていく姿が、ますます楽しみですね!
▼次回はこちら
>>【寧々の結婚】漫画21~30話あらすじ感想※ネタバレ注意
【寧々の結婚 望まれぬ花嫁は幸せを願う】漫画情報
妹のために、子を成す契約を結んだ——
「こづくり契約」から始まる、主従関係と静かな恋。『寧々の結婚~望まれぬ花嫁は幸せを願う~』
第一章クライマックス前に、紹介漫画を描きました✏
(1/3) pic.twitter.com/JK4RoKzveD— 金森ケイタ (@k__keita) May 4, 2025
作品名 | 寧々の結婚 望まれぬ花嫁は幸せを願う |
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作家 | 金森ケイタ |
出版社 | 双葉社 |
もともとは財閥の娘であったが、いまや両親の遺した借金の返済に追われる奥村寧々(おくむらねね)。彼女は、妹の小梅子(こうめこ)を高等女学校に行かせたい、その一心で身を粉にして働いていた。しかし、それをいとこの千代子(ちよこ)は快く思わない…。没落したというのに、健気に強く生きる寧々が憎らしくてたまらないのだ。そんなある日、小梅子は千代子の謀略にハマり、多額の借金を背負わされる。しかも翌日に弁済できなければ〝身売り〟を迫られる緊急事態。寧々は、お金を借りようと方々の質屋を廻るが―――その反応は、絶望的なものであった…。しかし、窮地に追い込まれた寧々のもとに〝お金を貸してもいい〟との申し出が入る。ただその条件は―――「名も知れぬ男との間に、子をもうける」という信じがたいものだった―――。結婚に希望を見いだせない二人が紡ぐ、〝不器用な〟溺愛ラブストーリーをご堪能ください!
引用元:めちゃコミック